音の解釈

物音がする
とたんに襲ってくる意味は
苦しい事とひとつだよ

吹きすさぶ風
心をすり抜ける時に捕まえる
苦しいな、苦しいことの代償のように
その色を見て、広げ、抱きしめて
恍惚としたまま、ふと我に帰ると
さっきまでのことを教える泡がない
それは泡のようにすらならない

また広げてみる
回転する音をよく拾う
言葉に似た音をよく拾う
鳥に、水に、足音に
ビニィルまでもをよく拾い

それぞれが喋り出すのを
半ば恍惚としていた日を憶う

それが、大きな苦悩になるなんて
知らなかった頃に価値としていた

その先にあったゴールのことを
忘れてしまったわけじゃないけど

物事の度
とたんに襲ってくる意味と
苦しい事はひとつだね

理屈ではなんども
まさかと疑うことですら
理屈ではなんども
ふつうに成れたような気がしていても
今のふつうと、世間のふつう
その真ん中に、私のふつうがあるみたい

みんなには分からないこと
それを分かる人
次第にふつうにやっと成れたら
ほっとしたのも束の間で

病を知らない人ですら
こんなに苦しいことなんだ
小さな風の音すらも
痛く聴こえる毎日のこと
なんだか解った気がするよ

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by ren_with_parfait | 2016-03-24 20:49 | | Comments(0)