今を歓んで
明日にひたむきに
咲え 咲えよ
誇らしいほどに

いつも微笑んで
常を懐かしみ
咲え 咲えよ
頼もしいほどに

移ろう季節が門にたつ
裁きは下される
吹き抜ける風と花弁の香り
祈りはここに降りてくる

健気な命
久しく想える愛嬌で
咲え 咲えよ
終わりを覚えず

夜空の下の湖に
映る姿は妖艶で
涙が湖面に落ちたとて
笑える顔がそこにあり

夜空の向こうが鏡なら
これ幸いと見惚れるね

どこにもいない
甘い花
どこにもいない
その花は
どこにもいない
居ないけど

それは
形をかえてはまた巡り
忘れさられた痛みをなでる

咲え 咲えよ
何も失うものはない
激しく燃えるあの花は
貴女の為にあるんだよ

それぞれに
それぞれに

あそこに何も知られずに
貴女の為に咲いている

葉桜が満ちれば
あの木のほんとの姿のことを
見たまま話してみたくなる

あの木の下に眠ること
何も知らずにお構いなしに
語ることなど出来ないままに

桜の樹なんて大嫌い

咲え 咲えよ
甘い花

繚乱しながら幸せを
振りまきながら散っていく

夢にまで見た幸せを
思い出させて散っていく
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by ren_with_parfait | 2016-03-27 22:51 | | Comments(0)