狂骨

「髑髏に花を」

髑髏に花を添えましょう
金色の花がいいでしょう
燦々とした慈悲の雨
それをグラスに注いで飾るの

あゝダンスフロアーは突然に
あなたの言葉を思い出す
ここは二人の舞踏会
だから髑髏にその指添えて

髑髏に花を飾りましょう
太陽の花がいいでしょう
鬱陶しいほどの土砂降りですね
それで活きかえる命の髑髏

あゝグラグラと目眩がしますよ
あなたの指先弾いた音が
擬音に混ざってここで鳴ってる
オノマトペ注ぐ憎しみよ

飾れ飾れよ飾れや踊れ
二駅向こうに置いてきた
あなたの胴体一人きり
置いてきぼりで泣いているから
今から逢いに行きますね

笑う笑うはあなたの狂骨
儚き生涯

☆-★-☆-★-☆-★

「髑髏に手紙を」

髑髏に手紙を送りましょう
電報にするといいでしょう
何せ急なことですね
血ならば胃袋いっぱいに

あゝダンスフロアーは突然に
ナイフであなたを遠ざけて
肉片すらも要らないからね
暴れ出すのは心臓なんかじゃ

髑髏に栞を挟みましょう
純銀細工がよろしくて
フラフラと歩く足取りが
哀しく伸ばしてその血でなぞる

喚き喚いて呻けば泣いて
汚い目つきの髑髏であれば
二駅先に持ってきたから
置いてきぼりの亡骸寂しく
今すぐ手紙で伝えてみなきゃ

笑う笑うはあなたの狂骨
儚く白くて

美しすぎてあゝ目眩ならば次の息で

止まって

あゝあゝ次の息で止まって

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by ren_with_parfait | 2017-12-11 21:21 | 二部構成の詩 | Comments(0)