2016年 03月 12日 ( 1 )

利用

「君と出逢って、後悔したよ」
誰にも言われてないコトバ
だれにも言われたくないコトバ
ダレにも言えない悲しいコトバ

「君と出逢って、後悔したよ」
「きみとであって、後悔したよ」
「キミトデアッテ、コウカイシタヨ」

あゝ寒気がするこのコトバ
アタマで響くこのコトバ
ぬるま湯の悟りで見上げぬ空から
夜の暗さのすきま風から
私の心へ、見上げぬ空から
見上げもしない、そんな空から
ぬるま湯の安堵に浸かりきった私に
締めつけるように抱きしめる悪魔の類いが
飽くまで私を愛せるように
不幸を見せびらかせて、居られるように
見下げたつもりの空の闇から
炎で焼けた居た堪れない心から
私をどこまでも陥れないために
陥れるために

綱引きのように
私を両側から
不幸を見せびらかして生きるように
怠惰を憐れむ怒りのように
引きちぎる、そんなコトバが

胸の奥へと
頭の中から
両耳と
身体のすべてを
裁いて捨てる、光と闇の中間で

グレィに消えては宇宙で潰れて
「利用価値」というコトバを思い出す

「君と出逢って、後悔したよ」
「きみとであって、こうかいしたよ」
「キミトデアッテ、キミトデアッテ……」

よく言えたもの
利用価値など信じない

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by ren_with_parfait | 2016-03-12 23:30 | | Comments(0)