2017年 05月 16日 ( 1 )

造花

儚い脆い報われない
極彩色の絵の具の中に
優しく白を混ぜてみる
これくらいの距離感を
描いてみるにはちょうどいい

儚い脆い報われない
黒彩マジック心に穴が
痺れる今を馳せてみる
想えるくらいに想ってくれたら
爛々していてぴったりなんだ

儚い言葉で唄っているけど
灰色の声サラサラ落ちる
報われないのがちょうどいい
孤独は僕らの記憶を正すよ

あゝぐるり
あの子の目玉が脳裏によぎった
あゝぐらり
あの子の心拍ここまで届いて
あゝぐわり
あの子の幸せ覗けた気がした
あゝばったりと
あの子の哀しさ癒せぬ言の葉
その葉その花ひとつひとつに
雫がポタリ凍って壊れる

やがて身体は痙攣していき
心は震えて塵に還るよ
あの子が住んでる絵本のページで
傘をささずに消えていくんだ

あゝ遠すぎる
たった少しを離れただけで

あゝ遅すぎる
たった少しの自惚れなければ

通りすぎてしまった
今もどこかで鼓動している
耳を澄ませて聴いていたい
その心臓には意味のないこと
知らずにいいこと知らないままで

けれどあゝぐるり
遠く離れた観覧車
たどり着けない座席で書いてた
けれどあゝぐらり
輝く街を見下ろしてたけど
残り香すらをも消えていくから
あゝふわり
叫んだところで居やしないから
あゝもしもまたばったりと
何度も出逢えた続きがあるなら

僕らの中身は別々だから
そっと入れ替え遊んであげちゃう

眠れぬ夜にすがる詩は
儚い脆い報われないから
造形の華にはサラダがお似合い

あの子の美しさならきっと
ちゃんと誰かが知っているから
僕がただ僕が美しくありたい
初夏に手向ける造形の華
愛され合いたいあなたを見ている

目まぐるしいほど造り変えられ
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by ren_with_parfait | 2017-05-16 02:01 | | Comments(0)