カテゴリ:二部構成の詩( 25 )

日付

「曇りの日付」.

呼吸に生気
宿らない
言葉に生気
宿らない
そんな日付が
在りました

曇り空です
言葉なら
雨も降らない
言葉です
言葉の空は
不機嫌で

例えばの話
抱きしめて
刹那に落ちて
いい心地
愛に満たされ
夢心地
それはいつまで
続くのでしょう

必ず心は
曇るのです
そうして言葉も
曇るのです
そんな日付が
在りました
そんな気持ちを
書きました

願うことなら
一点の
曇りすらない
晴れ空で
愛に生きたい
それだけを
会いに行きたい
願うのです

願い願われ
想い返して
最後に着く日が
訪れるまで
僕とあなたの
曇り空
そんな日付が
在りました

☆-★-☆-★-☆-★

「晴れの日付」

呼吸は少し
静まって
言葉は少し
毒づいて
そんな日付が
在りました

晴れた太陽
一点の
雨雲もない
青空です
懐かしすぎる
日付です

例えばの話
抱きしめて
刹那に終わり
裏切られ
そんな日付が
在りました
そんな気持ちを
書きました

願うことなら
一点の
雲こそ在らぬ
この空を
曇り空から
雨空へ
心を変えて
くれたなら

想い想われ
裏切られては
堕ちてきた陽が
消えていき
心はやがて
雨模様
そんな日付が
在りました

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by ren_with_parfait | 2017-12-15 00:20 | 二部構成の詩 | Comments(0)

狂骨

「髑髏に花を」

髑髏に花を添えましょう
金色の花がいいでしょう
燦々とした慈悲の雨
それをグラスに注いで飾るの

あゝダンスフロアーは突然に
あなたの言葉を思い出す
ここは二人の舞踏会
だから髑髏にその指添えて

髑髏に花を飾りましょう
太陽の花がいいでしょう
鬱陶しいほどの土砂降りですね
それで活きかえる命の髑髏

あゝグラグラと目眩がしますよ
あなたの指先弾いた音が
擬音に混ざってここで鳴ってる
オノマトペ注ぐ憎しみよ

飾れ飾れよ飾れや踊れ
二駅向こうに置いてきた
あなたの胴体一人きり
置いてきぼりで泣いているから
今から逢いに行きますね

笑う笑うはあなたの狂骨
儚き生涯

☆-★-☆-★-☆-★

「髑髏に手紙を」

髑髏に手紙を送りましょう
電報にするといいでしょう
何せ急なことですね
血ならば胃袋いっぱいに

あゝダンスフロアーは突然に
ナイフであなたを遠ざけて
肉片すらも要らないからね
暴れ出すのは心臓なんかじゃ

髑髏に栞を挟みましょう
純銀細工がよろしくて
フラフラと歩く足取りが
哀しく伸ばしてその血でなぞる

喚き喚いて呻けば泣いて
汚い目つきの髑髏であれば
二駅先に持ってきたから
置いてきぼりの亡骸寂しく
今すぐ手紙で伝えてみなきゃ

笑う笑うはあなたの狂骨
儚く白くて

美しすぎてあゝ目眩ならば次の息で

止まって

あゝあゝ次の息で止まって

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by ren_with_parfait | 2017-12-11 21:21 | 二部構成の詩 | Comments(0)

恋の順路

「反対の道」

君の歩く方向の
その反対へと歩いてく
君を見送り時は過ぎたね
あの頃何も分からぬままに

「好きな人なら、数える程に」

あれからどこを
歩いただろう
気づけばここに流されて
哀しい詩を書いている

私は光になれるかな
私に羽はあるのかな
あなた守れる力があれば
今すぐ命を賭せるのに

望まれない恋握りしめてた
自分に帰ってやめてみた
そしたら涙は流れずに
ただ朝もやに鉛が沈む

反対へ行く君を見て
手を振ったけれど気づかれない
それなら私は反対に
君の願える方へ行く
一周回るその前に
あの丘で二人落ち合おう
すべての愛しさ優しさ連れて

一時だけでも君のため

☆-★-☆-★-☆-★

「同じ道」

反対へ行った私たち
気づけば同じ方向へ
離れていても歩いていたね
あの頃何も分からなかった

「愛した夜は、数える程に」.

これから二人
どこへ行こう
気づけばここへたどり着き
哀悼の詩を書いている

私の闇すら導かれるかな
あなたのために毒含む
あなた包める白さがあれば
結晶はそう時を止めるよ

望まれた恋終わりを告げた
自分に帰って握りしめ
涙が笑顔に変わっていくのを
ただ夕もやに呆然と

足並み揃えた君をみて
切ない微熱を抑えています
それなら私は同じ道
君が迎える幸せみたい
一周回ってまたここへ
あの丘でまた語り合おう
すべての悲しさ想い出連れて

一時だけでも二人でありたい

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by ren_with_parfait | 2017-12-10 00:55 | 二部構成の詩 | Comments(0)

昇降階段

「昇りさよなら」 

羽がある
気だるく息を
吐き出して

昇降階段
昇れば空へ
I can fly
We will die
God is dead
He say "want to live"

グッバイすらも
忘れた身体で
羽があるなら
君守る
ハロー、ハロー
そちらは無事に
死んでいますか
僕はこれから向かいます
守れなかった君のとこ
次は幸せにするからね

ドクドクドクドク脈を打つ
頭はフラフラ足はガクガク
咳を切ったら息を吸い
Could you fly?の冒険に
May be "Why"と呟いた

ザァザァの雨ビルの崖
僕はそこからああああああ!!!

グシャッて鳴って 
Died. Died. So I don't foreget your love...

☆-★-☆-★-☆-★

「降りてこれから」

嘘ばかり
死にたがりやの
ふりをして

昇降階段
降りれば街へ
Can you die? 
No, No, Blind now.
Did god come true?
Know, Know, He is flying just now.

また会えたねと
地面転がるその骸
羽はもげてて
天使は死んだ
ハロー、ハロー
こちらは今も元気です
あなたは何を願ったの?
私を追って死んだと言った
幻なのに可哀想

トキドキトクトク音がする
あなたが今でも生きてる鼓動
髪を切ったの忘れたくって
Don't you tell me? どうすれば
Shall we "retake" 君が呼ぶ

燦々の陽は慈悲のよう
二人の時間があああああああ!!!

プツリと途切れて聴こえない
If you be yet...I wanna love you once more...

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by ren_with_parfait | 2017-12-07 00:22 | 二部構成の詩 | Comments(0)

「殺害」

忘れられない
忘れたい
矛盾な気持ちが
蔓延る夜に
あなたの首を
発見しました。

忘れられない
忘れたい
自然な気持ちが
吹き飛ぶほどに
あなたの首を
噛みちぎるのです。

ポタポタ落ちる肉片に
餌付く体温殊更に
優しさ添えてはオードブル
ヤブ医者もどきのメスで切る
性別不明で生きている
あなたの首を噛みちぎる。
転がる目玉を飲み込んで。
舌先切っては花をさし。
「どうか栄養にしてごらん」
微笑みこんどはひたい切り
頬を吐いては切り戻す
口紅引いては塗り直し
髪の毛束ねてきよ水浮かぶ
耳は自由に加工して

首はひとりで歩きだす
首はひとりで歩きだす
ほうらあなたの心だよ
心のままのあなただよ
忘れられないそのままの
美観、美麗で淡麗な
あなたの全てを愛してる。

そんな夜だよどうしよう?

☆-★-☆-★-☆-★

「蘇生」

居た堪れない
居られない
僕の居場所は
この世になくて
あなたの骸を
発見しました。

居た堪れない
報われない
痛い姿が
眼に刺さり
あなたの骸を
抱き上げるのです。

自然に身体が動くのです。
犯人痕跡残してた。
解体新書の文庫です。
ヤブ医者もどきで縫合を。
性別不明なはずがない。
あなたの首を拾い上げ。
転がる目玉を取り出した。
舌先結んで「喋れたね」
「どうか綺麗に笑ってごらん」
切られたひたいを指なぞり
吐かれた頬を取り出した
口紅拭って自然にしたら
きよ水浮かぶ髪の毛集め
耳はボンドで元どおり

だけど
首はひとりで歩きだす
首はひとりで歩きだす
ほうらあなたの夜更けだよ
明け方までに生き返る
そんな事して恥ずかしくないの?
美観、美麗で淡麗な
あなたの全ては蘇生した。

そんな朝には何食べよう?


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by ren_with_parfait | 2017-12-05 21:40 | 二部構成の詩 | Comments(0)

可聴領域

「高音域」

愛は去り
巡り返して
夢に咲く
その移ろいを
声に出すなら
何色だろう
可聴領域高む声

静かだここは
音もない
夢の花なら
忘れ色
可聴領域霞む声

幻に
予想出来ない
うめき声
気持ち返して
日々の声
可聴領域眩む声

愛去りゆくは
誉れかな
それはハリガネ
曲がれば折れる
止めたままでも
画鋲反せば
可聴領域軋む声

遠のいた時
乱反射
浮かれて外す
心拍数
光確かに
瞬いた
可聴領域弾む声

ゴメンなさいは届かない
遥か高くの高音域

☆-★-☆-★-☆-★

「低音域」

何Hzかな
聴こえてこない
過ぎた恋
その揺らめきを
例えるならば
亡霊は
可聴領域低くなる

騒めく部屋だ
涙声
あふれかえって
嗚咽する
可聴領域入り混じる

何Hzだろう
眠る間に
イヤフォン落とし
スピーカ割れる
壊れたままで
奏でてくれてさ
可聴領域広がった

遠のいた時
足音が
耳を塞いで
息止めた
闇に潜んで
眩いな
可聴領域夢に入る

ありがとうすら届かない
遥か低くの低音域

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by ren_with_parfait | 2017-12-04 21:44 | 二部構成の詩 | Comments(0)

最果て

「壊して」

寂しくて
ただ寂しくて
泣いてみた

泣いてみた
声にならずに
拭いてみた

拭いてみた
涙はすぐに
乾いてた

乾いてた
気持ちの土は
枯れ果てた

枯れ果てた
心眺めて
ひれ伏した

ひれ伏し過ち
あゝ繰り返し
最果ての敗
心失く
最果ての廃
愛はなく

只々悪い人たちに
唆されて
只々悪い人たちに
連れてかれ
只々悪い気持ちから
弱ぶれる

この日、この場合、この時に
適切なのはあなただけ
どうか壊してこの空間

冷たい空白
や    を埋めるべく溢
や          れ
か          た
寒空の下闇雲に翻してた言葉にしがみつき堕
     に      は      
     望       ヒラリ
     む恋をひ       ヒラリ
     を  た          舞う
てしにまさ逆さに笑う私
は         が
握られることはなくて食べた恋を拾い上げなきゃ

☆-★-☆-★-☆-★

「信じて」

願う色
静かに沈み
涙なく

涙なく
言葉に恋し
慰むる

慰めば
沈む日暮れに
揺れる花

花揺れて
夜に咲えば
爛漫と

爛漫と
朝日は再び
火を祀る

祀ればそれは美しさ
あゝ泣き顔に
最果ての空
明けずとも
最果ての日は
側にある

只々優しい人たちに
甘やかされて
只々優しい人たちに
肯定されて
只々優しい気持ちから
崩れるつま先

この日、この場合、この時に
求められるは自分だけ
信じて夢がかぶれてく

嘲笑
かの様に曝け出した言葉に
      ず    明
      る    日死にますと告げ
月の嘘   国    が
が いなれえ変てくなら宿るならも
溶     え         う
け     る一砂となれ     堕
て          ば      つ
狂おしい水溺れ            と
      な             罪
      がらも祝福が欲しさに     泣く

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by ren_with_parfait | 2017-12-03 22:43 | 二部構成の詩 | Comments(0)

愛染の空

「晴」

季節の願い
君のこと
愛に重ねて
恋に着る
夢うつつのまま
堕ちる真実

君がいた
抱きしめた
ただそれだけで
満たされた
君は誰かと
僕は誰かと
また酌み交わし
月夜に微睡む

燦燦とした
太陽よ
僕の祈りを
導いて
僕らが辿る
未来絵図
その終点まで
連れてって

叶うなら日々愛しそに
焦がれるままに
惹かれるままに

「蘇れ。今。晴れ渡れ」

コワシコワサレコワレテク

☆-★-☆-★-☆-★

「雨」

理由を知った
君のあと
愛を忘れて
恋捨てる
日陰宿れる
意図を解けよ

君がいる
空白に
雲は真っ黒
仄蒼く
昼はいつでも
夜はいつでも
咽び泣くのに
十字を忌まない

憂鬱とした
雨空よ
僕の誓いを
果たさせて
巻き戻してみて
エンディング
早送りして
プロローグ

想うなら日々ここにあり
満たされたまま
哀しているまま

「雨よ降れ。さぁ、方舟だ」

フリフラレテハフリフラリラレ

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by ren_with_parfait | 2017-12-01 21:18 | 二部構成の詩 | Comments(0)

別離した人

「再会」

いずれ知る
君と出逢う日
鐘は鳴り
ワインを口に
赤面の僕

いつ離れ
いつ出逢えども
鐘は鳴る
君のためにと
寂寞の恋

また逢えば
僕らは夜に
堕ちてゆく

羽はもげ
白亜の森に
鳴く声だけが

あゝ奪えれば
その吐息
君の温もり
唇すらも

いずれ知る
君と出逢う日
胸高め
ホールで踊り
愛交わす

叶うならまた逢う日こそ
巡れと願う

☆-★-☆-★-☆-★

「二度と逢えない」

もう逢えず
死に別れては
鳥は飛ぶ
風に揺られる
想い運んで

もう離れ
もう出逢えても
遠い人
愛しくあれど
亡霊で

逢えぬなら
僕らは風に
目を配す

土を履い
地獄の日々で
砂を噛む

あゝ願うなら
この空に
君に届いた
雲行きあれば

もう逢えず
何度枕を
塗らせども
唇は
彼に奪われ
戻らない

叶うなら逢えない日々も
愛しそにして

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by ren_with_parfait | 2017-11-29 14:20 | 二部構成の詩 | Comments(0)

同花

「咲かしたい」

咲かしたい
あなたがくれた
この種を

このキャンバス
ちょうどいっぱいくらいの風船
空に浮かべた
爛漫と、燦然と、
花は微熱を底に宿して
都市にいっぱい
爛々と、燦々と、
僕ら辿れる時間の隅まで
煌々と飛ぶ、風船は飛ぶ

咲かしたい
あなたがくれた
この種を
色のついてる
名のすべて

美しむのはあなたのすべて

☆-★-☆-★-☆-★

「散らしたい」

散らしたい
あなたがくれた
根っこから

この空白
ぜんぜんたりないくらいの有終
チクリ刺すのよ
暗鬱に、陰惨に、
美を飾るならば破裂して
時にぜんぜん
沈鬱に、陰刻に、
私いたことそのこと自体
狂乱に帰す、有終の美よ

散らしたい
あなたがくれた
この花を
私にくれた
愛すべて

憎むことならあなたのすべて

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by ren_with_parfait | 2017-11-27 21:12 | 二部構成の詩 | Comments(0)