ケモノ

あどけない
犬がいて
仮面の下に 本能を
あどけない
羊がいて
仮面の下に 欲望を

レモンの果実に血を求める歯型
投影された知る世界
冷たく あどけない

真っ白な心は用意してある
毒入りイビツのマトリョシカ
サイゴを語るにおそろしく
せめて生きてる喜びを

あどけない
犬がいて
獣であるから罪がある
あどけない
羊がいて
キリがないから慰める

たぶらかされて

私は
犬のように
飼われている
過去に 明日に
戻る度に 望む度に

飼われている
飼われ続けたがっている
言葉の自由がきかないほどに
佇む独り善がり

キレイごとの愛では
解きほぐせない侘しさだ

命は命を吹き冷ます
まるでヒトのような私は
ただヒトのようなだけの
知りもしない

「これが私です」

祟りごと 痛みを伴って
多くの犠牲の恨みごと
それは在るしかないのでなく
確かめた時に在り続ける

ありがとう
何も憎くなんてない

愛情の裏返し
その愛情が危ういことの裏返し
クルクルクルクルしていても
仕方もなくて弱音を捨てる

力を込めて 人間やめない
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by ren_with_parfait | 2015-04-17 17:48 | | Comments(0)