読書をすること

幼い頃に
少し寄り道して
立ち寄った古本屋

百円コーナーに
目を光らせては吟味する
今日も名著に出会うんだ

僕の心は
言葉ほどの輝きはなく
僕の言葉は
心ほどの意味を持たずに

寂しくページを閉じるとき
楽しくページを捲るとき
言葉に愛され続けて生きてく
幸いなる人
言葉に触れゆくことの出来る人

あなたは今でも
言葉が生きていると知って
決して絶えない音階と
意識を重ねてあなたにしていく

あなたは今でも
言葉に死などはないと言って
生きるしかないその営みを
心に宿した景色を浮かべる

新たな言葉に出逢う幸せ
言葉は強くとこしえまでも
あなたを守り
あなたはそれを守っているから

あなたが一言話すとき
音に表し告げるとき
そのひとつひとつの魂が
枯れることなき泉を見つけて

喜々としページを捲るでしょう
あなたの読書の喜びは
あなたに背かずあなたに微笑む

その幸せの中に生きていけ
言葉に宿れる命を信じて
その隙間風に飛ばされそうでも

幸せの泉に命が産まれる
あなたがページを捲るたびに

僕はたった今その喜びに触れて
同じ言葉で話すあなたに気がついた

触れているのは幸せなこと
言葉に使わされている限り
離れることは決してないのに

制約が今日も僕の心を
あなたの胸まで届かせないでいる

だから僕は明日もまた
読書の世界であなたに出逢う
あなたを想い
言葉の世界に想いを馳せて

起きることない眠りにつこう
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by ren_with_parfait | 2017-01-17 03:54 | | Comments(0)