いなくなる

ボク、ボクは
そこはたとなく、まみれ
ユメ、ユメならば
あとかたもなく、あふれ
ヒト、ヒトとして
しるすべもなく、まじえ
いなくなる、いなくなる、いなくなる存在

キミ、キミは
そこはたとなく、ころげ
ユメ、ユメならば
あとかたもなく、ふまれ
ヒト、ヒトならば
みるもむざんに、ながれ
いやになる、いやになる、いやになる世界

アナタ、アナタがとらえた
刹那、痛みの爆風
キミ、キミはアナタとキミの二人称を辿り
ボク、ボクはワタシとボクの一人称を辿り
やがて、きえる、きえる、きえる
いなくなる存在

めぐる、めぐる、めまぐるしく
濁流は上流からあふれだし
下流では乾からび屍ころがり
そこにボク、ボクはいて、きえて
居なくなり、見つめていた染井吉野が

まるで真っ黒、真っ黒の花びら
だからボク、キミ、ワタシ、アナタは
いなくなり、いなくなった数だけ
そしてボク、キミ、ワタシ、アナタは
繰り返して辿り着く、死後はこの世に
楽園は今も、曼珠沙華が幾年経ても枯れない樣で

いなくなることを示しているから

ボク、ボクは
そこはたとなく、まみれ
ユメ、ユメならば
あとかたもなく、あふれ
ヒト、ヒトとして
しるすべもなく、きえて
いなくなる、いなくなる、いなくなる存在

キミもボクもアナタもワタシも
ことばはすべて、いなくなる存在

いつの日にか蘇れ、旋風に任せ
堕ちる夜には消えてく魂

誰もかれもが、いなくなる為あるんだねと
呟き今日のボクらは消えていくんだよ
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by ren_with_parfait | 2017-03-13 23:49 | | Comments(0)