少しづつ、変わっていく

儚いものが好きだから
今も別れを愛してる

形にならない訳ならば
今も視線で探してる

脆い心に惹かれてるから
弱い自分を愛してる

君だけの色、僕だけのもの
色褪せやしない離しはしない

ねぇ信じていてよ
他人になったと笑える時を

今も心の中すべて
貴女に捧げて生きているから

私が変わり果てるのならば
貴女を求めて移ろうのだから

ただひとりの神よりも
君を求め

ただひとりの友よりも
君を求め

ただひとりの僕よりも
君を求め

ただひとり呼吸に合わせて
君を求め

儚いものが好きだから
君の洋服を忘れていなくて

形にならない訳だから
君との始まり忘れていなくて

脆い心に惹かれているから
その視線だけを見つめているよ

君だけの夢、僕だけのもの
破けたりしない、死なせはしない

ねぇ信じていてよ
何があっても変わらぬ愛を

ただひとりの神さえも
君の敵なら敵にする

ただひとりの友すらも
君のためならお別れするよ

ただひとりの僕すらも
君が望めば消してしまえる

ただひとり世界に合わせて
君の呼吸に羽織り合わせて
色塗り合わせてパズルを作って
迷路を辿ってその原型を探して

僕は少しづつ変わっていく
君が求める世界を見つめて
僕は少しづつ弱っては目覚め
衰えては冴えて
枯れてはひらめく
その芽吹きから散るまですべてを
貴女に捧げて生きている

僕は少しづつ変わっていく
君が求める世界にするため
僕は少しづつ強くなりながら眠り
栄えては鈍り
生い茂っては忘れる
その種まきから芽吹くまでのすべてを
貴女に捧げて生きている

純愛ですらないことに気づいて下さい
貴女が変えてしまったものは
私の世界そのものだから

貴女と出逢ってしまったことは
私の生き方そのものだから

君が少しづつ変わっていくのがわかるよ
僕の中の君、世界としての君
そして君としての君、どこへ行っても
どう修正しても、僕には見つけられないんだ

君のない世界
それは色のない世界
意味のない世界
音のない世界
言葉のない世界
世界の終わり
この世の終わり
君の死は、全ての終わり

君が少しづつ変わっていくのがわかるよ
僕想う君、誰かのものの君
そして僕のなかの君、どこへ行っても
どう訂正しても、君には見つけられないんだ

例えば、
君がうわごとのように
天動説を訴えるのなら
それを通してみせようじゃないか

例えば、
君がうわごとのように
死んだ兎が懐かしいのなら
どうか会わせてみせようじゃないか

魔術師にだってなる、手品師にだってなる
詐欺師にだって、犯罪者にだって
これまでだって、心の犯罪を繰り返してきた

全ての罪はただ僕に降り積もるだけ

僕にも読解できないよ
この物語がどこへ行くかなんて、読みきれないよ

ただこれが最後だから
君と出逢えるのはこれが最後だと思っているから

僕は君にしてきた以上に
人に優しくしたり気遣いをしたりするだろう

君が僕にしてきた以上に
人を傷つけたりそれで愛されたりもするだろう

少しづつ変わっていくのは世界が変わるから
君が変わるからじっとしていないから
ほら麻酔がきれてゆくから魔法がだんだん効かなくなるから
あの手この手で犯罪を繰り返す僕に
神は決して微笑まないのだから
ただ貴女だけを求める僕には、ただ貴女だけが与えられるのだから

貴女が変わっていく
僕の視界にはまったくうつっていないはずの貴女が
毎日変わっていってしまう

ダメだ、眠っていてください
その扉の先には何もない
空白しかない
白い太陽、白い大地に、白い海、白い心に、白い人
白い時計に、白い机に、白いノートと、白いペン
全ては白くて空白しかない
僕が行くとこ、何もないとこ
孤独もないとこ、幸せも悲しみも
何もかもが存在しない、そんなところ

それと合わさるようにして、現実世界があるんです
そこに愛する貴女がいるなら、叶うはずない恋なのだから

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by ren_with_parfait | 2017-04-12 02:00 | | Comments(0)