ヒマワリ畑でさようなら

私の歩いた足跡に
彼女を立ち止まらせるのをやめよう
その足跡はひとりぶん
幼子だった私が辿り
今の私に辿りつくまで
いつかは老いゆくこの道のりで
私が命を閉じてく時まで
花弁の枯れた花を見つめて
語りかける様なこの語りべに
彼女を立ち止まらせるのをやめよう

もう枯れた花に笑いかけ
何愛しそにささやいてるのか
亡霊すらをも失くした心
幻すらをも忘れた心
心亡くしてみつけた所
所忘れて泣いてた頃の私なら
もはやここにはいないというのに

何悲しそに繰り返してるのか
焼き切れた花火の薬莢は
雨に濡れたら打ち上げられぬ

涙を欲し
トキメキを欲し
欲のままにて恋をなぞって
そこに私がいたことなどない
そこに彼女がいたことなどない

何を願えば
私ひとりの足跡に
彼女を立ち止まらせるのだろう
ここからひとりで歩いていこうと
彼女を引き連れ歩いていこうと
何が違うというのだろうか

恋の花火は散ったのだ
散って散っては散りばめられて
泣く理由すらをも失って
いつの間にか空には太陽
陰りの中でうつむいてたのは
遠い日の空素晴らしいトキメキ

どこにいるとも何をしてるともしれない彼女に
記憶から彼女を変形させては
歪な玩具にしているような
今の私は愚かしすぎて付き合いきれない

ぁあ、それ以上に何を言おうか
ぁあ、この晴れた空この幸せな日々
これは誰がくれたというのか

もう私の足跡には
彼女を立ち止まらせる印をつけない
あまりに不憫だ散々だ
なぜこんな不毛に付き合わせなければならない

今胸に握りしめた薬莢を
濡らさぬように最後を告げるよ
時間が私にも来たんだと
走馬灯のように巡る彼女の匂いが映像が
コントラストを激しくしている

これは僕らの物語
最後のページになるのだろう
そっと微笑む夢とおとぎの毎日は
その魂は彼女に触れて離れたことで
自分自身を見つけたよ

ひとつの足跡もはやここには
彼女を立ち止まらせることはしない
ヒマワリのようにさんさんと
ただ真っ直ぐにて誇るのみ
そんな二人であったのだから

また逢える日までお元気で
私のつまらぬ恋文に
付き合ってくれてありがとう

枯れる頃はじまる温度には
届け届けのかけ声響いた
あゝ刹那、そこに居てくれたのならばなどと

悲しい述懐に染まることなく
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by ren_with_parfait | 2017-05-22 16:32 | | Comments(0)