叶う

ありがとう
思い出に
その欠けらに
幻に
嘘にならない
愛情に
消えることない
切望に

ありがとう
現実に
その幸せに
約束に
終わりのこない
悲しみに
優しいばかりの
寂しさに

ありがとう
君の眼に
そこに宿った
運命に
未来がたどる
幸福に
嬉しいばかりの
赤日に

暁に
貴女と繋いだ
手が揺れる
花が咲いてる
果樹園で
太古の記憶と
眠ってる
追いかけていく
駆けぬける
季節がそれを
色づける

そっと微笑む
その口に
シーッと指を
立ててみて
ニコニコしている
その顔を
可愛いばかりに
眺めては
そっと手をよせ
抱き上げる

急に泣きだす空ながめ
あなたは泣きだし
私は仰ぐ
空から炎がふってきて
怯えるあなたを抱きしめる

大丈夫、大丈夫
私と一緒なら大丈夫
そうささやいては慰める
怯えるあなたの頭を撫でる
震えるあなたの涙を拭う
私は静かに十字を切って
口づけをして眼を閉じる

そこにはあなたがただひとり
私の帰りを待っている
ニコニコとただ笑いながらに
楽しいばかりで待っている

あなたは柔らかな声で歌って
幸せそうに帰りを待ってる
口ずさむ歌は高らかになり
カラスとハトが空を舞う

やがて天門が開いたころに
不思議があなたに訪れる
私はあなたを抱きしめて
そこで二人は眼を覚ます

横ではあなたが眠っているけど
あなたの横では私が眠り
手は繋がれたままで死に至る

いついつまでも優しさだけが
包みきるなかあなたと二人で
そこで嬉しく歌を奏でる

四季がすぎても災害はもう起こらず
姿をみてもそれはもう咎めず
私たちは努めを果たして
辿りついたその場所で
永遠にその地で生きることができる
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by ren_with_parfait | 2017-06-08 00:30 | | Comments(0)