夏の憂鬱について

「誰も助けて下さいません」
それだけを知る憂鬱だから
「誰か助けを求めてください」
それだけを知る満悦になる

「誰も助けを求めていません」
それだけを知る憂鬱だから
「誰か助けて下さるはずだ」
それだけを知る期待にかわり

こんなblueがどこから来るのか
ただ慰めだけを探しているのに

「誰かに必要とされてたい」
それだけを知る憂鬱だから
「誰かが必要としてくれるはず」
それだけを知る理想に変わり

こんなblueがどうして在るのか
ただ慰めだけを欲しているから

自分が傷つき未来を悲観し
嫌悪が巻いては巻きとられていく

ああそんな
blueは開き直る他ない
どこまでもその青を見つめていたら
最後は滅びへ行き着くだけだ
青い青いただ仄青い
孤独のなかへと巻きとられていき
消えていくのは愛したすべてだ

気づいてしまう
自分ひとりで世界が動いてしまうと
反証し
世界に自分が存在せぬこと
その悲しみの洪水に

胸にせき止められている寂しい気持ち
その中身さえ見えないままで

青は晩夏に至るまで
萌えゆるものと知るのなら
その青の中に飲まれていくなら
そこにはただただぼうぼうと
燃えゆく太陽眺めていれたら

あゝ癒されない魂よ
あなたは慰めがほしいのだ
あゝ満たされない魂よ
あなたは求めてほしいのだ
それが叶わずに死にゆくことが
今も目の前に広がってくのが
耐えきれないと思っているのだ

夏の憂鬱に死にたくないなら
少し乱暴にでも種を蒔くのだ
どこまでも青い夏の命のそれらには
消えゆく悲しみに反証し
生き絶えることに冷めている
心かきむしられるも止むなきことよ

喜びばかりは得られはしない
夏が微笑むのは微笑むものに
さすれば夏を微笑ませるには
夏の心を知らねばならぬ

blueの答えはそこにある
憂鬱として現れてるのは
blueの心を見つめてないから
胸を開け放っても閉じてもみても

それはただただ虐げる
それはただただ憂鬱に
残酷なままの日々になる

慰めばかりを求めても
時間はあなたに優しくならない
さすれば愛されようとせよ
さすればそれを乱暴に
愛してみせればよいのだと

夏を微笑ませてみせろ
夏を愛おしい人だと憶へ

乾いた喉を潤すように
水を求めて季節に満ちよ

憂鬱はたちまちにして
求めることで澄みきってゆくから

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by ren_with_parfait | 2017-06-12 14:41 | | Comments(0)