水を抱けば

エネルギィ
尽きて歩いて
こうべたれ
悲しいままにて
述べる憶いよ

息を吸い
草花分けて
眺めども
あの日の虫は
何処にありけり

哀しくて
あゝ寂しくて
虚しくて
嘆き祈れど
命帰らん

踏切を
見つめてひとり
白い目で
ここに飛び入る
誰を視つめる

蒸し暑い
夏の日々こそ
呪いなり
コンクリの下
眠る幸い

願わくば
わらべ歌こそ
求めけり
君の坊やが
休めるように

花は咲き
しぶき乱れて
時満ちる
黄泉に下れば
そこは楽園

嬉しけり
ああ嬉しけり
嬉しけり
跳ねて飛び散る
水を抱けば
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by ren_with_parfait | 2017-06-16 19:24 | | Comments(0)