2017年 06月 27日
欲望について時に出逢うは
卑しさだ
自分のために
生きていたいか
土の中
恵みの雨と
渇いた血
自分のために
流れるものよ
欲深き
ことの手本は
誰なのか
すべて欲しがる
悪魔であるか
土の中
染み入る血液
塵になり
罪の赦しに
酔ういとやすし
欲深き
神をも遊ぶ
心なら
それをも神が
作りしものよ
土の中
骨となりては
眠る時
欲に生きれば
幸いあらず
欲を捨て
誰ぞのために
有るのなら
己が恥など
とるに足らずに
土に触れ
死にゆくことを
思いては
神の救いを
求めど祈れん
空を知り
完成できず
嘆くなら
満ち足りずとも
恵みたりうる
海を知り
それでも更に
求むなら
欲はむしばみ
心は痛めり
月を知り
太陽を知り
月を知り
あなたはこれを
手に入れられない
触れられるのに
手に入れられない
by ren_with_parfait
| 2017-06-27 18:44
| 詩
|
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