君とあること

話したそばから離れていくよ
ほうら手を放しても笑っているね
僕はこれから君とは話さず
君の幻と話さず、夢と話さず
ただ暗闇と陽光の先にある
理想の世界にうつつに逢うんだ

放したそばから近くに居るよ
ほうら言葉を話しても不器用なんだね
僕はいつまでも君と眠って
名残と眠って、残骸を抱きしめ
ただ霧雲と月光の中にある
現実の世界の陰りに勇んだ

ぐるぐる止まらぬ観覧車から
僕は君を眺めたり
君を遠くに見つめたり
見失ったり
思い出したりしながら
加速して回転しそしてまた止まり

いつも最後は想い出の中だけに
君の感触を求めて慰められるんだ
僕にも君を慰められることができたなら
どれほど誇らしく雨に塗られるだろう

川は下流へと流れ
やがて大海でひとつになるなら
星は産まれてまた壊れ
やがて宇宙も収縮するなら
僕らは互いを知っていて
限られた時間で二人を保っているはずで

例えば君が消えてしまうなら
それは僕も消えてしまう
だから地球にありがとう
隠されたままの君の瞬きが
僕のところへ届いて鳴いてる

ぐるぐる回る観覧車
ただ同じ景色を望んでいれば
もっと沢山を一緒に見れたね
だけど僕はうつつを追いかけ
陰りの中で人になっていく

もう君のことを見失ってるかもしれない
そんな恐怖はここにはないんだ

ないはずなんだ、ないはずなんだ

[PR]
by ren_with_parfait | 2017-07-20 00:51 | | Comments(0)