真・善・美

「未来」

これは恋でも愛でもないの
ましてや未練なんかじゃないの
私が人になるために
細胞分裂はじめたときに
誰かが必要だっただけ
胎児の記憶であっただけ
欲も献身も存在しなくて
ましてや暴力すらもない
小さな細胞に私が宿ったときから
貴女の排を目指してきただけ
すべてを犠牲に生きてきただけ
あなたは愛されてなんかないの
あなたも元はそんなんじゃないの
水がぶわぁってあふれるように
あなたもそこからあふれてきたの
まただんだんとあふれてくるの
私はサタンの首を切るの
もう許せないと思っているの

「過去」

すでに原型を忘れているの
あの世の言葉はあの世のもので
この世の理は言葉で分かるの
ただただ掟は変わっていくの
私はキリストの子じゃないの
ましてや神の使いじゃないの
地獄の沙汰ならこの世にあるの
けれど敵なら沢山いるの
私は本当に許せないの
細胞が昔の事思い出したの
受胎する前のことを考えてるの
その時あなたを見つけたはずなの
ただただ怯えたあなたがいたの
それを許せなくて私になったの
ただ許せなくて私を捨てたの
私は彼に歯向かってるの
ただひたすらに歯向かってるの
あなたを虐げ痛めつけてる
その存在に最後を与えたくて
こうして存在が許されてるの

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by ren_with_parfait | 2018-05-21 11:33 | 二部構成の詩 | Comments(0)