ピラミッド

「頂点」

僕はピラミッドの頂点から、
あなたを概観してる気分だよ。
ごらん、君によって完成に近づいた、
このツギハギだらけは二足歩行だ。
最後に滅びの呪文を言えば、
勝手に空へと羽ばたくだろうよ。
太陽をめがけたり月をめがけたり、
華をめがけたり夢をめがけたり、

僕がピラミッドの頂点から、
あなたを概観してる気分なのが分かる?
そんなのはどれも虚しいことなんだ
何せ彼がめがけていたのは……

「下頂点」

僕は地獄の底すら好きだな、
そこの虐げに耐える行為は、
ひたすら捧げる行為と違って、
ただ何をもが意味を失くす世界。

ごらん、君によって完成した蝶は、
ロボを使って絵を描いたりするだろう。
弓を使って歌ったりするだろう。
そんなことを望む僕の下頂点なら、
断固願い下げだと言いたいとこだよ。

すべてを捨てることも容易い、
すべてを捨てねば手に入らぬなら、
僕はただただ牧者のように語るのを、
一切捨てても何にもない。

彼にはなんにもないのと同じ、
宇宙がある前提で話すな

by ren_with_parfait | 2018-06-15 01:48 | 二部構成の詩 | Comments(0)