中身の入ってない時計

「砂時計」

世界中のひび割れた砂時計が
大量の砂をあふれ出さしている
それは繰り返す時間と
閉じ込められた砂という記憶が
記憶の本来あったとこ
愛のはじめの最初の言葉に
帰っていっているかららしい
僕の砂なら空から降って
雪のようにと海へと帰る
月を眺めてあそこに帰る
あなたの元へと舞っていく
粒子になって舞っていく

「空の時計」

空の時計は自転を刻む
明日に還ればばそこにはあなた
昨日に戻ればそこにもあなた
何も存在せぬ時間には
すべての人が存在している
空の時計に電車が動き
名もなき駅へと僕らを連れてく
そこには僕らの二人の世界
誰にも壊せぬ世界もあって
永遠に笑顔で暮らしていられる
それは心が空だから
それは時間が空だから
空っぽうにはすべてがあるけど
空っぽうではないものねだり
ほんの一瞬切り取れば
ほらあなただってもう空っぽう

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-08-27 03:53 | 二部構成の詩 | Comments(0)