カテゴリ:二部構成の詩( 106 )

十字架

「十字架を降ろして」

僕らが夢見た終わりはやがて
願いに願った最後はやがて
また始まりの鐘を告げるだろう
感じているよりそれ以上
もう苦しめたくないそれ以上
何もが目新しくなる時に
心の中では嵐が乱れて
最後の最後の最後まで
想いが消えぬと知ってしまう
幸か不幸か気持ちはまるで
あなたを再び輝かせるから
十字架降ろして側においでよ
僕には貴女が愛おしい

「十字架を背負って」

あなたが心で背負ったことは
全ての人が背負っていること
あなたが優しくしてたいことは
全ての人が願っていること
叶わない夢泡雫
それでも心は通じ合ってて
あなたと私が呼吸をしてたら
何度も何度も出逢ってしまう
それは終わりまでもを引き連れて
僕らの罪を裁いてしまう
君の涙の十字架背負うよ
今日もあなたは鞭に打たれる
想い続けることでしか
辿れぬ気持ちが確かにあるなら
僕は許しを拒んでは
再びあなたの罪を背負うよ
僕らは既に愛されてるのに
二人の素直は泡風船
裁きの時は必ず来るのに

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by ren_with_parfait | 2018-09-15 03:47 | 二部構成の詩 | Comments(0)

関係

「独り」

流転して
あなたの僕への言葉は僕の
言葉になってあなたへ還る
それはあなたが言ったこと
傷つこうが不快になろうが
それはあなたがやったこと
あなた意外にはいないんだ
あなたをやり直せる人は
世界人類であなただけ
どうか
世界人類が幸せでありますように

そんなことあるか

「多数」

流転して
僕のあなたへ告げた想いは
やがてあなたを癒して蝕む
それに薄々と気づいたのなら
赤い果実を滅ぼしてしまえ
ラ・フランス、ラフランス
血の気が抜ければ冷静でしょう
あなたが真面目であることを
私は不満に思いやしない
ただ少しだけ

私の毒に気づいてほしい

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by ren_with_parfait | 2018-09-06 04:22 | 二部構成の詩 | Comments(0)

続きの存在

「仮定」

仮定するとしよう
もう壊れたのだろう
想いなら
ならばその美しさ
未だ語るは誰ぞのためぞ
彼女にはもう彼がいて
僕の白馬は老いるのみ
それでも今でも君が愛しい
まるでそれが自然かのように
君が愛しく胸が苦しい

「否定」

否定するとしよう
彼女は求めているのだ
想いがまだ
途切れず幸せ願えることを
未だ終えれぬ気持ちであること
彼女には今生きてる意味と
ほんのひとちぎりのパンがある
ぶどう酒もそう含ませて
私の清算を否定し俯く
風は終わりの先へとたなびく

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by ren_with_parfait | 2018-09-05 03:05 | 二部構成の詩 | Comments(0)

中身の入ってない時計

「砂時計」

世界中のひび割れた砂時計が
大量の砂をあふれ出さしている
それは繰り返す時間と
閉じ込められた砂という記憶が
記憶の本来あったとこ
愛のはじめの最初の言葉に
帰っていっているかららしい
僕の砂なら空から降って
雪のようにと海へと帰る
月を眺めてあそこに帰る
あなたの元へと舞っていく
粒子になって舞っていく

「空の時計」

空の時計は自転を刻む
明日に還ればばそこにはあなた
昨日に戻ればそこにもあなた
何も存在せぬ時間には
すべての人が存在している
空の時計に電車が動き
名もなき駅へと僕らを連れてく
そこには僕らの二人の世界
誰にも壊せぬ世界もあって
永遠に笑顔で暮らしていられる
それは心が空だから
それは時間が空だから
空っぽうにはすべてがあるけど
空っぽうではないものねだり
ほんの一瞬切り取れば
ほらあなただってもう空っぽう

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by ren_with_parfait | 2018-08-27 03:53 | 二部構成の詩 | Comments(0)

生死

「殺す」

君の僕への想いを殺す
すべてを透かしてご覧なさい
そんな想いでどんな想いで
少しずつでも埋まる距離?
いいえシャトルも届かぬ彼方
君が愛しく想える人だけ
この世にいれたらいいなと想う?
じゃあ殺しちゃえ殺しちゃえ
万を飾った僕の想いは
月下でなた振り殺してしまえ

訪れたのはユートピア
僕の犠牲でデストピア

「生かす」

君を生かすよクライスト
絶叫絶叫カタルシス
そこから見えた光景だけをさ
あなたの美学と言うのなら
生かしているから忘れずに
いつでもいい、いつでもいい
独りになったら迎えのシャトル
頭の中をかき巡るものは
再び僕らを蘇らせる
予想の出来ない奇跡が起こる

必ず刃物を引き抜けよ
血以外のものが流れて溢るゝ

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by ren_with_parfait | 2018-08-19 23:53 | 二部構成の詩 | Comments(0)

忘却あいさつ

「はじめまして」

はじめまして
こんにちは
あなたとは
どこかで逢った
気がします
まだ幼かった
頃でしょう
はしゃぎ回って
楽しくて
そんな記憶に
よく似ています
まるであなたは
私にとって
すべてのように
懐かしい
命をかけても
狂おしい

「さようなら」

さようなら
こんな夜
あなたには
かける言葉が
ありすぎて
駆け巡るのは
狂おしさ
また忘れては
想い出す
約束したこと
叶っていくから
また同じとこ
会えるから
僕は次第に
空気になるから
君も次第に
空気になれるよ

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by ren_with_parfait | 2018-08-15 02:39 | 二部構成の詩 | Comments(0)

夏の粒子

「粉雪」

夏の陽射しがキラキラと
粒子の破片を降らしてる
燃えあがるような炎の粉雪
僕は戸惑いながら、恥ずかしく
君を包んでいる網膜のような季節が
抱きしめているのが僕だったら
君はなんて言うんだろうなんて

気持ちでそっと想ってる
口には出来ないけれど
触れるくらいなら出来るはずだから

「花火」

この夏の終わる頃には
粒子状した燃える風すら
雨が降るのを悲しがらずに
つぼみをつけて、咲かせるでしょう
今も包み込んでいる繭のように季節が
君を孤独にさせていて
孤独を愛しくさせていた

粒子状して燃えてる夏が
夜にも君を傷つけるのなら
私は粒子を束にして
触れず燃えてく花でいよう

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by ren_with_parfait | 2018-08-11 13:49 | 二部構成の詩 | Comments(0)

欲求

「満足」

あなたが生きていることを
本当に必要とする人が
ほんの一分の間に何回必ず
ただの一人もいなくなるのか
あなたはあなたの心で知るのに
どうしてあなたは愛してほしいと
宣うばかりでこう言わない
愛は長くは続かない、されど刹那で呼吸する
そうして息が続くから、命はすぐにはなくならない
誰も私を愛さぬのなら、私はとっくに死んでいる
だから酸素を吸い込むように
愛してくれたら生きていられる
一人っきりで寝室で、泣いているのは葬のよう
まるで愛が得られぬことを、涙で誤魔化す罪のよう
もしもあなたが生きてることを
一秒だって私が忘れないでいられたら
雨が降るのも風が吹くのも
寒いも暑いも痛いも怖いも
全部失くしてあげられる

なんて本当はただの屁理屈。

「不満」

あなたが満たされないことを
身体のせいにするのは楽で
心のせいにもしたくはないんだ
それは不満が失くなることなど
生きてる限りは有り得ないけど
あなたが死んだら満足みたいで
なんだかとっても厭な話しだ
結局あなたに不満がなくなり
永遠に幸せが続いてくれたら
きっと私の不幸も失せて
隣でニコニコ笑っていられる
あなたの認識するすべてが本当に幸せだというなら
きっと誰からも不幸は失せて
どこでもニコニコ笑っていられる

たまにそんな人を見かけます、
この世の終わりを見つけたらしく。
たまにそんな人を見かけます。
すべてが終わった後の人。
たまにそんな人を見かけます。

また始まるのを知らないふりして。

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by ren_with_parfait | 2018-08-08 18:26 | 二部構成の詩 | Comments(0)

信仰

「不信者の霊」

神と一線を置く人
あなたの半分は神自身だ
あなたの心の水は神そのものだ
その潤いはあなたが拒むために
傷ついたために得た喜び
あなたの美しさのための水分
それは完熟したぶどうより恵まれ
あなたの身は死せど枯れることはない
あなたの魂は拒めども死ぬことはない
なぜならあなたが拒んでいるのは
あなたが知ってるあなた自身の贖いだからだ
あなたはあなたの意志で贖う
祈ることなどないのであろう
されど信ずるものはあなたに神を見る
そして優しくあなたに微笑む

「信仰者の霊」.

彼らよ今一度振り返ってみよ
あなたは意志を持ちて賛美をし
日々その灯火で洗礼の業を行う
けれどもあなたがたの経典は
本当に神を表すだろうか
けれどもあなたがたの信仰は
本当に不実を愛せるだろうか
あなたがたは神に好かれる欲に満ち
へり下り己を青菜のようにしおれさせ
神が来るのを待ち望み喜び歌う
されど神がもたらす祝福ならば
あなたが憎むもののためにあろう
あなたがたは都合で神を呼ぶのだ
そうして信ぜぬを説き伏せるのだ
そんなことをするのは愚かだ
我々の一挙一動は我々のみになく
また神だけによる苦役などではない
すべてはすべてにより
あなたがあなたを裁くときに祈るのは
それはすなわち報いていながら
心の底ではまだ言い逃れているのだ
神を直接知れたことへの
己の贖罪の大きさのみを
賛美に変えて唇は軽やかに歌うのだ

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by ren_with_parfait | 2018-08-07 00:53 | 二部構成の詩 | Comments(0)

機能

「ポンコツ」

僕の言葉が
変わり果ててく
僕の言葉が
平易になってく
形にとれた言葉しか
言えなくなっていく
君の存在が僕を拒んで
その虚しさを知らないでいる
君の体温は今日も下がって
その寂しさを知らないでいる
ここに、ここに、この時に
僕とあなたは繋がっている
共に恵みの中にいる

「万能」

言葉は常に
すべて表す
言葉は常に
すべて終える
例えば僕らの
遠くにあること
近くにいくこと
君は宇宙で僕を見つけた
僕は失くして囚われの身
こんなつまらないこと書いて
僕は言葉の囚われの身
このしっかりした鉄格子
縄・縄・縄は、鎖・鎖・鎖
君が触れれば身体ごと解ける

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by ren_with_parfait | 2018-08-04 00:37 | 二部構成の詩 | Comments(0)