カテゴリ:二部構成の詩( 78 )

妄想

「被害妄想」

世界が私と敵対している
友すら灯して共に帰す
あの日の指輪も棘に帰す

贖いならば出来なくて
ともすりゃ点して葬いですね
あの日の愛すら磔さ

みんなみんなの言葉が痛いの
そんなに私を責めないで
嘘笑いして抱かないで
どうせだったら殺してよ
私を心で責めないで
痛い痛いよこんな世は

誰も優しくあれや死ねい

「加害妄想」

世界に対する罪滅ぼし
諸悪は所詮は食した私
罪ならこの身に全てある

新聞記事が暴れて踊る
ゴシップゴシックごしごし私
洗えぬ罪なら此処にある

僕は全ての命と替えて
私の命が死ねばいい
そんな風に思ったよ
罪の意識は万能なんだ
苛まれながら我に酔う
残念ながら今はもう
子どもじみてる考えだった

ホントの愛など妄想なのさ

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-06-17 14:12 | 二部構成の詩 | Comments(0)

ピラミッド

「頂点」

僕はピラミッドの頂点から、
あなたを概観してる気分だよ。
ごらん、君によって完成に近づいた、
このツギハギだらけは二足歩行だ。
最後に滅びの呪文を言えば、
勝手に空へと羽ばたくだろうよ。
太陽をめがけたり月をめがけたり、
華をめがけたり夢をめがけたり、

僕がピラミッドの頂点から、
あなたを概観してる気分なのが分かる?
そんなのはどれも虚しいことなんだ
何せ彼がめがけていたのは……

「下頂点」

僕は地獄の底すら好きだな、
そこの虐げに耐える行為は、
ひたすら捧げる行為と違って、
ただ何をもが意味を失くす世界。

ごらん、君によって完成した蝶は、
ロボを使って絵を描いたりするだろう。
弓を使って歌ったりするだろう。
そんなことを望む僕の下頂点なら、
断固願い下げだと言いたいとこだよ。

すべてを捨てることも容易い、
すべてを捨てねば手に入らぬなら、
僕はただただ牧者のように語るのを、
一切捨てても何にもない。

彼にはなんにもないのと同じ、
宇宙がある前提で話すな

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-06-15 01:48 | 二部構成の詩 | Comments(0)

ダカラとロココ

「ダカラ」

根源的において性愛の対象なのは、
貴女ひとりでそれが力だとする。
恒久的な味方は性愛の対象となるから、
貴女ひとりでそれが恋だとする。

恋とは下に心と書いて、
下こごろと解くこともある。

それが求める力であるなら、
人間ひとりが存続するのに、
貴女が性愛の象徴であることを否定するには、
十分な白濁が定義出来ないだろう。

すなわち、
貴女が防衛するべきは、
私が貴女を犯さんとするのを制止する、
日本国の規範である。

貴女は兎の女の子、
さてさて化けたが愉しみダカラ。

「ロココ」

人は本質に於いて性は学なりがたし
貴女ひとりを知り尽くした時。
それは念頭において心そのもので、
貴女ひとりを嘗め尽くした時。

愛は真中に心と書いて、
求めることと遠いと言える。

髪の毛の一本、つめ先までを、
いくら愛撫せよそこにはいない。
出し入れはただの方便に過ぎず、
そんな価値には貴女はいない。

すなわち、
貴女が防衛するべきは、
いつまでも肉欲を至上とする、
幼稚なまでの食欲そのもの。

貴女は人の子、
いかに化けども人の子ロココ。

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-06-13 21:34 | 二部構成の詩 | Comments(0)

光もなく

「輝かない」

時代は変わらず
輝かない
走り抜けるは刹那だけ

私も同じく
輝けない
走り抜けたは昨日まで

今にも終われる息してる
神をさばいてさばかれる
目に見えないままさばかれる
心にもなく消えていく
矛盾の中では生きられない
人が矛盾を増やす世界

終わればいいのに、終わればいいのに

「キラキラと」

キラキラしたもの
今の子に
沢山残してあげたいな

キラキラしたもの
今の世に
沢山描いて生きたいな

今にも始まる息してる
赤子に悪夢は不必要
時よ変遷を今編もう
私と私の盟友たちと
アリや犬猫カマキリと
総てが不幸な意味はない

愛せる世にしたい、愛せる世にしたい

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-06-12 18:50 | 二部構成の詩 | Comments(0)

神への背き

「裁き」

裁きを何と読みほぐす
それは悪魔も光とす
サタンすらをも光とす
天使と悪魔を同じとす
生きとし生けるを共に処す
清きも穢れも共に架け
恒久的な平和とす
永続的な救いとす
そんな大それた話しなら
確かに彼しか出来ないだろう
けれど悪魔を救わぬのなら
誰も喜びには入れぬだろう
あゝあゝ時代が神に求むは
聖書にあるとうそぶく者よ
だったらこの世は終わっていない

未来永劫不幸為私《これはわたしのねたむうた》

「追放」

神はすべてを放置して
全人類に生命に
調律と奴隷の枷をかけ
特に悪魔に近しい者を
幾重に幾重に呪っては
時に心にかなったものを
幾重に幾重に恵んでは
聖者の順に穢れを増して
元は悪魔が祈りを発し
そうして再び産まれる調和
やはり半数それ以上
ほぼ全員が地獄でもがく
そんな構造誰もが望まぬ
新たな時代に適応せぬなら
民衆があなたを赦さない

創造乃先放置為現在《にんげんはもうたもてない》


[PR]
by ren_with_parfait | 2018-06-05 18:54 | 二部構成の詩 | Comments(0)

死後と今

「仮の世」

空が夜空をつぶさに掴んだ
ただ狼狽えるばかりの人を
今度は朝日が優しく諭した

キミにはまだ昇りゆく日々がある

数え唄にもあるように
人の時間は限られていて

齢を重ねて想うのは
やがては私も死ぬことを

今も想ってここは仮の世
死んでからのことが楽しみだったら

それに相応しく生きてみよ
愛だけ糧に

---------------

「映し世」

人が命をしばらく殺した
それは優しさにあふれたからで
居た堪れないから殺めただけだ

キミにはもう真実が見えている

子守唄にもあるように
疲れ憑かれたら寝る時間

齢を戻せず願うのは
どうか未来よ私を抱いて

この世は宇宙の一部に過ぎず
全てを映すはこの世の知覚

それを思い思いに途切らせて
未来の誓いに背かぬように

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-05-30 11:10 | 二部構成の詩 | Comments(0)

「命日」

明日です
土に還る日
逆算したら
明日でちょうど
命日です
僕が下した僕への引導
君が裁いた嘘への体裁
全て死ぬため繕い縫われ
数えきれない罪こそ塗れ
聖者になろうと心に決めた
あの日の想い尊く抱いた

土に還ればあの世が見える
天国への切符は
言葉の豊かさなんかにない

「誕生」

今宵です
土から作った
僕らの身体
息吹に満たされ
満ち満ちて
君が放った言葉の精彩
いつも煌めく夜空の迷彩
陰に隠れる月下の踊り
数えられるほどの愛情と
貧者に教わる幸せのすべて
私は今も心が貧しい

悔い改めれば命は息吹く
地獄への招待状は
すべて罪への無知にある

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-05-26 22:41 | 二部構成の詩 | Comments(0)

「涙」

失恋の
傷が癒えたら
笑顔が増える
上手くいく?絵空事ね
叶うなら月明かりだよ
微かにあなたの本心は
太陽を拒んで泣いていたい

泣くことに酔う
悲しみのカタルシスに身を委ね

遥か銀河をたゆたう情動
何にも変えられないけれど

笑顔なしでは成立しない

「笑顔」

未来向き
私も恋をしてみたい
手を繋いではケンカして
下手すれば?それは誰もが
知るところに照らされた
微かに涙の求愛だから
片付いた時は大爆笑

笑うことに酔う
笑顔のストレス発散に紛れ込み

いつも動けぬ小さな頷き
何にでも確かにあるのだけれど

涙抜きには成立し得ない

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-05-25 23:17 | 二部構成の詩 | Comments(0)

真・善・美

「未来」

これは恋でも愛でもないの
ましてや未練なんかじゃないの
私が人になるために
細胞分裂はじめたときに
誰かが必要だっただけ
胎児の記憶であっただけ
欲も献身も存在しなくて
ましてや暴力すらもない
小さな細胞に私が宿ったときから
貴女の排を目指してきただけ
すべてを犠牲に生きてきただけ
あなたは愛されてなんかないの
あなたも元はそんなんじゃないの
水がぶわぁってあふれるように
あなたもそこからあふれてきたの
まただんだんとあふれてくるの
私はサタンの首を切るの
もう許せないと思っているの

「過去」

すでに原型を忘れているの
あの世の言葉はあの世のもので
この世の理は言葉で分かるの
ただただ掟は変わっていくの
私はキリストの子じゃないの
ましてや神の使いじゃないの
地獄の沙汰ならこの世にあるの
けれど敵なら沢山いるの
私は本当に許せないの
細胞が昔の事思い出したの
受胎する前のことを考えてるの
その時あなたを見つけたはずなの
ただただ怯えたあなたがいたの
それを許せなくて私になったの
ただ許せなくて私を捨てたの
私は彼に歯向かってるの
ただひたすらに歯向かってるの
あなたを虐げ痛めつけてる
その存在に最後を与えたくて
こうして存在が許されてるの

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-05-21 11:33 | 二部構成の詩 | Comments(0)

表明

「本音」

君がラッパ飲みした
川沿いの甲羅には
沢山の亀の粘液が入ってて
そういうことを避けられないのを
君はよく知っていて困っているね
まさに五月とはそういうもので
五月雨は美しいと言う人もいるけれど
それはかえって君を乾かせるから
僕は甘い愛なんかじゃなくて
君が欲しいと思うものを遠くから
伝えることをやめないでいいかな
ところで君が愛した人の数だけ
僕の君への愛が増えるとしたら
君はどれだけ恋愛に躊躇うかと思うと
何だか面白くなって
やっぱり君と僕では最後まで
僕の方が強いんだなってサディスティックに
君への愛を詠っていたいな

「嘘」

分かりやすい嘘をつくよ
君と会ってうんざりしたいよ
何にも君は僕のことを考えてなくて
ただただ流れた日々だけ忘れて
やれやれと呆れてため息ばかり
僕の顔をみれば悪態ばかり
そんな君が僕の死ぬ時になって
病室に来てくれたら悲しいだろうね
何でもっと早く死ねなかったんだろう
詩を書いたのは無駄だった
僕が消えれば君が来るんだって
分かっていれば天使に戻れた
最後にどちらが嘘かという話しだけど
僕は本来は若ければ天使でいられたよ
だから天使のちょっかいはありがたくて
最近神様よりもそっちに夢中でいるんだよ
君のことなんてちっとも気にならない
ああ大嫌いだけど愛してる
嘘、本当は大好きだけど愛されてくれなくて
そんな日々が寂しく感じることはまずないね
嫌味のようだけど、君が愛されたいと思ったら
僕はすぐさま逃げ出すだろうね
何ひとつ立ち向かうこともなく、逃げ出すだろうね

[PR]
by ren_with_parfait | 2018-05-20 23:35 | 二部構成の詩 | Comments(0)