カテゴリ:詩( 541 )

春は来る

春は来る
近し春から遠き春
桜の花から逢えぬ春
惹かれ合うのは夢の春

春は来る
袖の内から春が来る
風が澄んだら春が来る
涙拭いたら春が来る

痛ましいその傷跡を
冷たい寒い北風が
吹いて燃えゆく春が来る

蝶は舞い花は咲き
木々は力を取り戻し
犬も子猫も文鳥も
命戻して春をゆく

まだ耐えなくちゃ
負けてしまう
あなたの夜は
その寒さ
労りのなき
辛辣さ
近き春から遠き春

小さきものは幸いと
春は僕らの頬染めて
真っ赤なままで慰める

僕らに春はいつも来る

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by ren_with_parfait | 2018-02-20 19:16 | | Comments(0)

サディスティック

キミの嫌いなことしよう
恋愛ごっこの嘘つきゲーム

表の顔と裏の顔
そっと合わせてホントのねんね

キミを殺して食べちゃおう
猟奇ごっこの首とりネーム

表のアレと裏のアレ
そっと調べてホントの喘ぎ

揺らぎ騒いで心の中に
水が溜まって冷え切る身体

キミを切り裂くリンゴをあげる
造花に咲いた偽りの
花から出来た果実です

キミが嫌いで大好きな
ピストルごっこで最期の呻き

首を締めてお眠り
もっと酷いことしてあげる

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by ren_with_parfait | 2018-02-12 23:36 | | Comments(0)

茜の喪失

僕の感性がにぶる時
月は静かに笑ってる
僕の直感が冴える時
お日様優しく照らしてくれる

あれから僕は
僕らを忘れ
あれから君は
二人を失くした。

そのかけがえのない喪失からか
物語は繰り返しは語られない

喪失静かに泣いて暮らせば
月は華やぎ首すじてらす
喪失羽ばたき笑顔で暮らせば
お日様鮮やか虹すらみせる

すべてすべては雨上がり。
あなたも僕も病み上がり。
心ここには有らずとも、誓って離さぬ

喪失を
喪失をしたという紛れもない
疑いようもない現実を

忘却などに焼くことなければ、茜空

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by ren_with_parfait | 2018-02-06 19:56 | | Comments(0)

帰りはどちらに

こころひとえに透明で
忘れるところを知らなくて
ふわふわ浮かんで精霊か

こころひとえに白銀で
恐るを知らずにひた走る
飛び去る頃には猫が鳴き

帰りのベルを告げしらす

あなたが帰るべきところは
ここじゃなかったはずですよ
いつの間にかそれは影を踏むようにすり抜け
僕の心の溝に深層心理に隠されました

あなたがいてくれればそれでいい
今日もいっぱい水を満たして
こころひとえに透明で
枯れてしまえば死んでしまうの
こころひとえに白銀で
降り積もらなければ消えてしまうの

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by ren_with_parfait | 2018-02-01 19:58 | | Comments(0)

ありがとう!

貴女に何を願おう
私の優しさに気づくこと?
あなたの醜さを表すこと?
心と心の境界線
それを調べる意味はない

貴女と私のボーダーライン
共に生きてる理由はいらない

やがて世界は終わりに迎う
それに抗うのが日常で
貴女に抗うのが私の挑発

願うことならば
日々すれ違う少年少女に
私の想いを託していきたい

ありがとう!
と言われることは
好意で満ちた現象だから

だから、
ありがとう!ありがとう!
私に寄り添い貴女に寄り添う

どこ吹く風の地球は廻る
そんな存在にありがとう!

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by ren_with_parfait | 2018-01-29 18:02 | | Comments(0)

つごう

つごうがわるい
だからあなたは
いらないの

つごうがいいね
だからわたしが
ひつようで

これをすべてに
あてはめる
せかいはとても
つまらなく
せかいはとても
つめたくて

じぶんにつごう
わるければ
せかいのおわり
らくなこと

じぶんにつごう
よいならば
いちばんきらい
すきなこと

すべてつごうで
できている
かなしいけれど
ほんとうだ

つごうよくある
どりょくやめたら
いばしょ、そんなの
どこにもない

つごうわるくて
しぬひとに
いばしょ、そんなの
どこにもない

かなしうれしい
それもつごう

だからわたしは
ひるがえす
つごうにあわぬ
いきかたさがす
つごうでとれぬ
いみさがす

つごうだなんて
かなしいよ
いばしょ、そんなの
どこにもない

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by ren_with_parfait | 2018-01-27 21:17 | | Comments(0)

湾曲していく

湾曲していく
私がどうにも湾曲していく
私が私を保とうと
小さな萌芽を伸ばそうと
すればするほど湾曲していく
あなたがいないあなたがきえた
記憶の波間にあなたがきえた

何をもってして私とすればいいのだろう

湾曲していく
私がどうにも湾曲していく
私はあなたを保とうと
してゆく側から湾曲させてく
あなたのすべてに絡みつき
しつこくしつこく湾曲させてく

何をもってしてあなたといえばいいのだろう

きっとそれは同一
只々、私とあなたは湾曲していく

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by ren_with_parfait | 2018-01-26 04:17 | | Comments(0)

視られたい存在

綴る悲しみ
いつか夜空を染め上げたよね
朝にはそっと涙して
働く人の勇気になった
夕方下校の少女に混じり
綴る悲しみは向き直る
まるであなたのような顔で
あなたのような立ち振る舞いで
僕の真ん前に立ち尽くし

解いて、分かって、閃いて

そうくり返す
まるであなたのように綴る悲しみ

解いて、分かって、閃いて

それを架かって煌めいて
道を照らすはあなたのように
僕の真ん前に立ち尽くす

解いて、分かって、閃いて

ゆんゆんやおよんゆんやおよん
解いた!分かった!閃いた!

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by ren_with_parfait | 2018-01-26 02:46 | | Comments(0)

命令

恋に染まれ
逢いに咲け
蝶々すらも求め合うのに、
僕は冷たく呼吸をしてるよ。

指先は少しあったかい、
タッチパネルの印象なんだね。

恋に染まれ
逢いに咲け
蝉もバッタも求め合うのに、
僕は画面越しに見るばかり。

どうしたら想い出せるだろう
あの夢の中で出逢ったことを
うつしよの世界でありありと

幻陽炎消えてゆく、
ぼうぼう燃える太陽見つめて、
月下に咲う裏返し。

僕は醜い、恋してないから、
全て全ての向かう気持ちが、
あなたの元へと届いてかなくて、
かなしくて、かなわないならいっそ、

いっそ、いっそ、
僕の言う通りにして下さい。

僕の命令は、
恋に染まれ、
逢いに咲け、

そうして共に死んでゆけ。

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by ren_with_parfait | 2018-01-22 01:46 | | Comments(0)

真冬のブランコ

久しく木漏れ日夏の空
こがねいろした恋のいろ

久しく噴き出る湧き水は
しずくでできた涙びと

等しく僕らを繋ぐのは
愛しくされたい一つであるから

叶うなら叶わざるを願い
指さすは目隠しをした祈りにて

久しく木漏れ日夏の色
水を欲しがるこゝろに芽吹いた
茜色した恋の色
芽吹いて枯れ葉は花となり
やがてあなたの心に溶けゆく

春には散りゆく夏の色
恋し切ない夏の色
水分いっぱい含んだ肺が

遊ぼう
遊ぼう
まだまだ遊ぼう
僕はブランコ揺れる冬
そうしてあなたに告げている

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by ren_with_parfait | 2018-01-20 23:09 | | Comments(0)