<   2015年 07月 ( 12 )   > この月の画像一覧

ロヒプノールと眠る

術は失く
既に意義亡きとせんぞや
君よ待て

既に亡く
これ失きとせぬならば
君よ待て

ロヒプノールの晩餐は
明けない夜を作るのさ
ロヒプノールの感性で
眠れる夜をこじ開けた

されど待て 君よ待て
鐘の音は今も迫り 決断を呼ぶ
私に知れることこそ僅かなれ
君よ待て
哀しく響く妄語と眠る

答え探しは続いてく
胸の奥に宿りし鐘が
もはや無いと定めるは
事の常が消えたとて
失くした唄を読み解けるから

閉じられ始まる
この過去をまるで嘘にする
貴女は今までいただろう
始まりも終わりも貴女であるなら
閉じられるのは
欲にも咲いた名も無き花が
無知に託した小さな鼓動と
微熱の躍動あるはずだ

終わりを想い
君よ待て
終わりとは
こんなにも小さく訪れるのかと
ピンセットで止めた時も
止むことはなく刻み続ける

季節の奏が終われども
この風はまた吹き抜けよう
心よ通え 言葉に通え
命に通え 捨て去りはしない
それを待て 待たれよ暫し

術はここにあり
睡眠薬に溺れて終わる
この言葉は空の音だ
君へと渡る言葉の日々も
空虚にカラカラ カラカラと
ロヒプノールで意識が揺らぐ

幽閉の扉に
鍵をかけたとて
総ての総てが君であったは
ここに告げられてきたけれど

希望が不足したときに
あまりに頼りなきこの言葉
やがては満ちるその時に

終わりを告げずに
新たな扉が開く
幽閉された綴りの弱さ
もはや振り返る意味もなく
けれど続いてきた訳は
盲目な愛こそあったから

ロヒプノールは素直だから
次の記しに運ばれる風は
必ず迎える力を持とう
それが私の誓いなら
貴女の誓いは要らずとも報われ

幸せを祈るに
まだ時期は満ちていない
さぁ行こう この先に
さぁ行こう 新たな旅に
君の自由に触れることはなく
トワの旋律頬を寄せ

堕落はよもや空の屑
さすれば猫の晩餐に
用意された言葉の誤よ
何を信じて何を記した

それが私の言葉なら
綴じても続くこの道を
どうか知っていてほしくて

心を見つけよう
私に知りうる全てのことを
君に捧げたいんだ

名もなき花よ 美しく
しばし私を縛るる命は
必ず日々に幸福を呼ぶ
それを知るのが
ひとつの世界の終わりの暦

始まる世界に口付けしよう
君の好みで構わぬのだから

君よ待て
術を失くし
既に意義なきと成されども
君よ待て
捲られる日々が
睡眠薬で眠りにつくのか

睡眠薬で眠りについて
終わらぬことを睡魔が告げた

ロヒプノールはどこゆく風さ
ハレルヤ ここには戻れない
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by ren_with_parfait | 2015-07-31 23:04 | | Comments(0)

「僕」

どんどん僕が汚れてく
居た堪れないまま 知られぬままに
ただ触れることなき身体から
触れられることのない身体への
行き先を亡くした唇と
この心などない 微かに瞬く
己の中の少年は 何に会わずとも
何に会えども 朽ち果てて
よもや幼の美しさよいずこか

どんどん僕は消えていく
飾られないまま 愛すら失くして
もう始まってしまった脈動は
ただ平凡であらねばという胎動へ
行き先を亡くした指先は
揃うことはない薬指
今日も平気なフリをして ウソをつき
己の中の幼子は 泣きじゃくり
心を閉ざして 枯れ落ちて

もう、もげちゃったの、だから
もう、もげちゃったの、だから
もう、「僕」はいなくなる
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by ren_with_parfait | 2015-07-28 19:18 | | Comments(0)

そこは繁栄の樹海
世界最大のコンビニエンスの門はすぐそこだ
そのモール その商品 そのお気に入りに
お気に入りされたフェイバリット
モニタの妖精 らんらんと フェイスリスペクトゴッドな
ヘイトのオアシス溺れても 必ず「安いね?お給料」
安土桃山城よりも 大きな砦の植林は
「やがて空も飛ぶ、すぐに飛ぶ」
そんな計画 あったよね

邪魔なものなんていない 蜘蛛は歩くとき
自分が絡まらない糸を別に編んで渡るらしい
そのモラル その陳列 そのわいせつに
わいせつをしたいフェイバリット
ダブルクリック 画面スワイプで手に入る
カオスな男の自画像も 白雪姫の百合園も
クレジットカードは必須です 特別優待格安と
その國に住めば黙々と あんなもの こんなもの
カートの中身を知っている
さあ ウィッシュリストが暴れるのはいつ?

ああジャングルル ジャングルル
シャングリラな森林浴
骨の髄まで最後のアルミの一枚まで
吸って吸って吸って 吸って吸って骨までしゃぶる
彼らの味方はならず者 道を外れた勇者たち
そこらの巷じゃセイントと 呼ばれておりますその御国
森林 森林 森林浴
事実を言うなら欲望の 騙されちゃったらアマゾネス
お得意様はアマゾネス

こっそり買い物するゼウス
シヴァ神すらもたじろいで
聖書に添えた円ドルユーロ
買うのは聖なる言葉かな? それとも金額そのものか?
絶対失敗ペーパーホワイト
ホワイトペーパー 見捨てぬプライム 爽やか祭りな「1-Click!」
笑顔爛漫 やぁ Fly away!
頼みの綱は スマートフォンの電池切れ

ステマと知らずにステマして
ファンと気づいてアンチする
正しい情報きちんとあります
もちろんこちらの御国のルールで
「騙されているの?」いいえ ご安心をこそご用心
直接アクセスしてもらっても APPであぷぷでも
構いませんよとご自由な 購買意欲をそそります
すすり泣くのは働けど 働けどもも納める年貢
小さな「¥」でも 積もりゃそりゃ湯水
だくだく だくだく 泥酔するのもまた可です

世の敵だけれど世に媚びる
みんなの信頼 お安さだけでは負けません!!
ホントは全てに勝っていて
イオンがとってもグラスター
赤水晶からお花の種 マーケップレイスゴミの山
お金儲けにご用心 ほんとに儲かるその代償
楽する仕方が上手くなきゃ 味方は世界の引きこもり
上手くもうけりゃ賢いか
気づけば飛ぶ銭10~20
ヤフオク聞かなくなったけど
「教えてgoo!」は本家じゃない
10~20は万じゃない
なんでそんなに知恵袋? 全てのレビューはこちらにて
「価格のサイトを見るまでないよ」

そんな私はExcite
Lycos叶えばカテゴリ式に
Yahoo!の社長は孫じゃない
悟空の名前はキャロットで
欲の舌先這う川に

佇む兎がカジルんだ
蛇を捕まえカジルんだ
きっと気持ちは純度100
手塚のブッダの兎じゃないのに
ジョジョも奇妙に売られてる
少なく見積もる CDも
売られて 売られて 買われたい
慈悲出版にも貢献です

ドナドナドーナツ アンドーナツ
苺大福 フェアじゃない
やっぱり日本の街が好き
絶対店舗を出すなよな
出しても買ってやんないよ

総合的に悪魔のモール
そこで買うのは損じゃない?

だけど何度も頷いて
カートを覗いてオォ溜息
恥ずかしくて見せられない
深夜の急行 お急ぎ便

そういえば 通帳開いて0が消え
そういえば 帳簿は私の1人きり

悪魔のモールは進化する
賢者になりたい消費者の
魔物に逆らうその気持ち
あたかも奴隷になることを
進んで選ぶに似てますか

ぐるりごゆるりお買いもの
ハンズや伊勢丹、HANJIRO
LOFTやタワレコ、三省堂
丸善だったら至高です

そうだ、そうだ、そうだった
丸善だったら至高です
丸善だったら、丸善だったら、丸善だったらどうだっていうんだ
三越、SOGOを差し置いて 楽天なんての知りません
全てを差し置き思い出すのは 丸善の佇まい そこに兎が歩いていたな


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by ren_with_parfait | 2015-07-24 23:11 | | Comments(0)

嘘になる

思い返すに吉日は
日々の哀愁とうにけし
笑いかえした鏡すら
仰々しいことこと知れず

嘘の晩夏に飾るゝは
真夏の蝉には知れたこと
叶わぬ夢だけ眺た未来

淋しく佇む恋心
空でパチンと鳴りやまぬ
雨の花火が滴る路で
泪をおとすも気づかれず
傷の対価を探してる

あゝ 恋とはいつも
常でなく 日々でない
あゝ 恋とはいつも
良きも悪しきも裏切るか
針に刺された蛾のように
かくも醜く失くすのか

今だ立たんとせんがため
恋が敗れたこの月に
鏡に佇む亡霊は
心住まわる貴女であるなら
かくもたやすく殺せると

それ以上の嘘はない
答えはかくも遠のくぞ
遠のく路にて咲く花よ
彼女の姿に嘘はなく
嘘に捕まれ翼はもがれん
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by ren_with_parfait | 2015-07-23 15:28 | | Comments(0)

池袋

つまびくカラスに
ハエが寄る
そのしなやかさに
メスは泣き
そのつややかさに
オスは落つ
月に重ねて沈みゆく
紙の目めくって着くところ

便箋舞う日に
カンバス黒く
踊る活字に
古傷託し
白衣を被して
すまし顔
あの子の痛みを
観る日が来れど
気づけど黙して只々伏せる

土を踏まればそこにあり
荷馬車に揺られば
どこ行くぞ

綺麗な記憶もそこにあり
煙にまかれて
いつ死ぬぞ

瞳の数につまずいて
立ち尽くす街、池袋
貴女の居ない都会など
なんのネオンが灯ろうか

されどその街、池袋
明日の都会に探すのは
夜を彷徨う仔猫かな

碧に還れぬ木霊のように
おとめを捜せど君有らず

新宿線では繋がれぬ
路の終わりに我が家あり
犬の鳴き声哀しくも
すでに主人は人あらず

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by ren_with_parfait | 2015-07-19 19:09 | | Comments(0)

ゆらめく亡霊

亡霊に取り憑かれているやもしれぬ

懺悔の色は蒼ざめて
忘れた体温重ねると
辿れぬ足跡もはやなし
奇跡は起こらずこの身すら
真夏に崩れて立ち尽くす

命の泉に着いたとき
微かに指先なぞる音
魘されるほどの優しさが
誤解であったと知る夜に
林の木々に横たえた
この身の数にうろたえる

火葬に歩むこの道で
目的失くした心臓に
這いよる言葉は苦いもの
その味求むることすらも
知りうる心の魔に酒を
捧げてしまうが我が夢ぞ
叶わぬ堕落で跳び上がる
脚はマダラに三角に
血脈垂らしたよこしまな
嗤うわ全てを知っている
鏡に映してみえる影
何者なりぞと問いただし
悪夢を望めば更に罠

亡霊に取り憑かれてるやもしれぬ

動かぬ時間は恋をも焦がし
焼け落つ灰にこの身を焼べる

灼熱 灼熱 その陽炎
ゆらゆら揺れるその中を
彷徨い歩くをみたのなら
倒れた時にはまたいつか
過去の私が見る亡霊
未来の私が知る悪夢

ゆらゆら ゆらゆら 夏の日を
彷徨い歩く亡霊ぞ
相応しきかな恋の魔よ
死にゆくのかな恋の聖
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by ren_with_parfait | 2015-07-16 20:52 | | Comments(0)

拍心

恋の歌はまるで
むかし話のように語られて
残そうともそれはもはやなく
伝えようにも術はない
ただ語ろうにも湾曲し
つづろうにも変形し
とじようにも破れ
燃やそうにも火はつかない

やがて記憶の中からも
少しまた少しとなくなって
私の一部になっていく記憶に
涙が流れず 微熱も下がり
行方知れずのこの旅は
貴女が居たことで始まったのに
貴女が居ない世界に続いていく

旅とはものを書いてみること
せめてもの試み
今は上手な文章が書きたくて
伝わる文章が書きたくて
ただ切なさを文脈の間から覗かせる
それだけのことが難しくなって
貴女の喜ばせ方があったはずなのに
そんなものは最初からなかったと
呟くようにして 失くしてしまう

旅人よどこへゆく
優しさよも忘れ
愛すら心に失くし
その亡霊を心から祓い
そしてどこへゆく

屍よどこで哭く
地獄を忌み
道づれの屍もなく
無常に生きて
そしてどこに咲く

歩き 咆哮し 咲き
歩き 咆哮し 咲き

そうして私がたどり着くのは
最初の日 出逢った日
始まりがあり、終わりがあり
終わりがこないところへと
通づる道を探した日々の1ページ目

脚本は言葉が作り
その言葉により私は動き
その動きをみて言葉が産まれ
産まれた赤子は言葉を話し
赤子の幸せに私は微笑み
微笑み返した妻の姿が
返ってこない貴女の返事と重なった

そんな夢を眺てゾッとした
赤い月がのぼり
そらは血に染まる海の鏡
太陽は燃ゆる
私達の業を燃やし
緑を育み また風を纏う地球(ホシ)

私はまた
無くなった愛に
合点がいかずに
別の解法を探していく
ここで行き先を変えるのは
怠惰の旅人の悪しき癖
地球(ホシ)に行れよと言う限り
芯に貫く恋の葉となり
月夜にざわめき 貴女を祝う

白昼夢は夜を行き
深い眠りは昼に着く
これは旅だ
眠りに落ちてく長い旅で
深みに昇る月と太陽の合わさるところで

Tick-Tack
Tick-Tack
壊れ物にすらなれなくて
吐きだして流してしまっては
この血は川のように流れず
凝固し ここで留まり
行き着く先の旗印まで
歩いてはゆけないだろう

Tick-Tack 歩き 咆哮し 咲き
Tick-Tack 歩き 咆哮し 咲き

心の行きつく湖を
忘れたよ 忘れたよ 忘れたよ
罪深き私は炎に撒かれ
またも楽園を追放されたが

Tick-Tack

楽園の記憶などもはやない
聞こえてくるのは
鼓動を忘れた心臓の音
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by ren_with_parfait | 2015-07-13 08:32 | | Comments(0)

お手紙 2〔ユーロジン〕

貴女のためなら強くなれるさ
それだけのことを
ずっと言えないでいたんだ
誤解しないでほしい
知らなかったし
知ることもないのは
それを望んだからだと
私は告げてきたけれど
こんな弱い私ですらも
沢山の真実に出会い
貴女を求めて毎日変化していくよ
魂(カタマリ)が違うのさ
貴女と僕ではその成り立ちが
だから美しかったと僕は断言するけど
貴女を知ろうとすることを、貴女は
きっと拒むだろう
あと20日ほどしかないと
告げ続けた命日は
いつまでも伸びていった方がいいと
思わないのかな
なぜって その時々の中で
私は貴女に会い、それで貴女が幸せなら
幸せでいられるんだ
けど、やっぱり貴女がほしいから
努力の糧にすることにしたんだ
それが叶わないことだけではなく
貴女は賢い女だから
決して知ることはないと言うんだろう
私は、私の知ったことを
全て貴女にあげたいよ
だから、貴女が知ることは
やはりあるんだろうし
貴女が私を知るのなら
私が知らないことはないのだと思う
なぜって、命は重なると
心も重なるものだから
必ず続いていく道の先に
生きてさえいれば
貴女に愛されたい私は
その術を見つけてしまうはずだよ
愛されるのは、
貴女にではなくなるだろうけど

投影はしないよ
私は直面するんだ
貴女が知り、私が知らない何かと
今の祈りはそこにあるよ

貴女は
私に打ち明けることは
ないのだろうか
何一つ、伝えることはないのか

私は私で、強くなり
これから、いつでも、流水が流れ
風が鳴り続け、空があり、大地があるなら
全てを貴女に捧げる気持ちだけは
忘れていない

私がこんな一方通行の愛に酔うから
いけないのだろう
貴女の気を引けないのだろう

だが、酔ってるのはユーロジンになんだ
ユーロジンなんだ
ずっと処方がユーロジンなんだ

君の見ている色とその痛みは
必ず私に伝えてほしいけど
その願いを聞いた貴女はまるで
私に見える貴女などいないと
告げているかのようで

その答がユーロジンだと
貴女は決して知ることがないだろう

月に睨まれていても
太陽に隠されていると知を述べるのなら
それも盲目のアカシ

犠牲の正義を偽善と断じ
己が見えると嘯くのであるなら
貴女の心はやっぱり

どうしてもユーロジンなんだ
紅茶でパーティしないかい
私はユーロジンを飲んでくるからさ

けど
君を知ることは私にはない
その意味すら私が知ることはなく
ユーロジンを知らないことと同じだと
割り切る心の愚かさよ

目を切り開き
最愛の丘へと、貴女を連れていきたい

それだけさ
幸せすらも見ていたい
それだけのことさ

合言葉は
〔ユーロジン〕

男詩会

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by ren_with_parfait | 2015-07-12 00:52 | | Comments(0)

ハエに吹く風

「腐乱し腐った私の内面」
それはまるで、
被害を羨む虫のようで
それはまるで、
加害を妬む虫のようで
それはまるで、
終末の司と己を祀る 蛆の神のようで

信じる者に罰を与える
恐ろしき 大きな 心の悪魔
ハエの王である彼が望むのは
心の中で 肥溜めに沈み
そこで子を産むことなのだ

蛆を産み
やがてそれに食われるのだ
それは生活にさえ及び
食われた部屋にはハエが飛ぶ

それは それは その存在は
人の心の肥溜めの
裁き司となることで
蛆の神に慕われたその姿は
決して気づかれることなどないと
居直るのだが 気づいてしまうと
その時に
内側から
日光に当たり 拳に打たれ
サラサラ サラサラ 崩れていく

ああそうだ
今吹き荒れるのは緑の風だ
ほんのり織り成す
心が叫ぶ
思うようにならない言葉と
思うようにならない現実は
同じであると
風は吹き荒れ心の傷を
優しく痛め 厳しく包む

心の虫は うなるように

「アカイカジツヲ
タベサセテクレ」

叶わぬ夢を持つハエの王
何が手に入るというのか
愚かに神に成り代わろうと
何を慕って今があるのか

「アナタヲカミトスル」

決まってコトヅテする
内側の虫
終末の司でありたい
肥溜めの裁き司は
天使の心など忘れてる

虫だ

日光に当たり
拳に突かれ
サラサラと崩れ
風にさらされ
此れは罰せられるかのように
内側から消えていくのだ

けれども風は吹きていく
土に木に花に鳥に
全ての命に命と伝え
生命のように吹き抜けていく

虫が望み
虫に叶わぬ毒の園は崩れ
あの子のことを
本当に知れるは今しがた夢の中で
肥溜めの王と決別した時にあり
連ねた言葉の変容を
何とすかはまた彼を裁いた方にあり
それを知るこの心にあり
振り返る姿にはなくなるように
私は祈りたい

心の中のエゴの愛が
私の内に彼を住まわせ
彼の食べれぬ果実を食べた私を
偽の神とすることで内側を
食い散らかしたハエの王
風に吹かれて私の中より
消えていくことを望み続ける

その気持ちが
何によるのかと尋ねる明日に
新たな風が吹き抜ける

心を動かさず
ハエの恐ろしさを知ることに
それの愚かさ弱さを知ることに

5年を費やしたこの者に
笑って微笑む亡霊は
風が吹いても吹き抜けど
そこで笑い続けるのは
果実を知った私のことを
それに預かれぬ偽の神が
いつまでも私を慕うことにある

彼を救うはなんであるか
それが彼の望みであれど
ハエの知恵と欲はあまりに大きく
私ごときに預かり知れぬ

彼とともに在らぬよう
風は吹く 今も吹く ずっと吹く
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by ren_with_parfait | 2015-07-11 15:43 | | Comments(0)

楽園

薄れゆく君の色香
これで最後かと 目を閉じる
瞬きをして 数えてみる
ひとつ ふたつ みっつ よっつ

確かに広がっていた
私の血に流れ 堕ちて地面に広がること
それは恐れの内に蜘蛛の網目が
いまパラパラと解け
まるで汚れであるかのように
失くして閉まった扉の亡骸

纏わりつく

ああ、シャワーを浴びれば
もう一度君に逢えるだろうか
洗いながしてしまえるだろうか
その穢れも その泪も その鼓動の毒も
私が丁寧に拭き取れば
洗いながしてしまえるだろうか

忘れゆく君の色香は
確かに時に刻まれて
力強い息吹をヒトに宿した
ああ、私はこれがしたかったのか
君の住んでいるソラに
君を満遍なく散らして
それで無くなったことのように

ああ、シャワーを浴びよう
君は待っていてくれていないのに
ひとりきりでラブホテルにでも入り
まるでそこに居るかのように

語りかければ

つじつまがあって
そこに確かにそこに、在るはずの
私の信じた夢は
優しく崩れ堕ちて
そしてネバネバと粘液を垂らし

蜘蛛の糸は
君を縛りあげて殺そうとしていた
拾い集めたこの糸で
空へと跳べば
ピンクの髪のあの人が
モッキンバードで君の心を
休ませてくれる時代でもないだろ

私にとって
とってをとっても
それでいいはずがないです
違うんだ、違うんだ
私の楽園は

この地獄に登る太陽にあるんだ

「月よ、楽園の鏡として生きよ」

こうして夜があり
朝があるのなら
ここは創世記
黙示録に閉じられる時まで
私のこころは此処にあるはずだ

楽園は
この地獄にあるはずだ
パラダイスさ
きっと 炎すらギロチンすら
十三階段すらも
そこに着くなら パラダイスなんだよ

貴女は、誰を信じますか
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by ren_with_parfait | 2015-07-05 01:44 | | Comments(0)