<   2016年 02月 ( 12 )   > この月の画像一覧

ラバの小屋

命の迷路にたぐり寄せられ
死への綱引き続いてる
内気な病は治りもしない痕になる

僅かばかりに広すぎる
このセカイというココロに
住んでいる私の病が敗れれば
このセカイというココロが
連れてかれる行く先は
まるであの小屋の内かもしれない

その小屋は、
白樺で造られたラバ小屋で
その小屋は、
液体と脂肪で出来た小屋である

肉と排泄物

繰り返す悔恨の嘔吐は
床を、壁を、柱を、屋根を
ポタポタ、ビチビチ、ザーザーと
落ちては流れ、打ちつける
激しいしぶきと水の色

サァモン

貴女という名の固形物
それは嘔吐で流れてふやけて
荒板の穴だらけの壁を通して
吹きさす風にて痛んでゆくのだ

去るならば

これから始まる末永い日を
待ち望む桜や、短き梅に託しては

クラリクラリと得体の知れない
酔いが回って時計が変わり

秒針が明ける6時の鐘を刻みたい

そう呟いてみる

終わりをつげたカンツバキ
掃いては拾い集めるならば
どうして煉獄の花嫁に

そう呟いてみる

白ずんだ葉を広げる
辛うじて生きてる白樺の
痛み尽くしたラバの小屋にも
蝶々が飛ぶ鮮やかな春が来るならば

それは誰の春だろう
春に私は咲くのだろうか

そうまるで
わざと私は咲くのだろうか




c0343734_01502278.jpg

[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-27 20:42 | | Comments(0)

キマワリ

孤独の中にて勝ちえる花は
答え探しのいつもの嘆き
葉の色交わし育む命
吸い込む水を取り零さないで
命あるゆえ噛みつかれていても

夜には獣も花と寝る。

虚空の色にて知りえる花に
沈む根色は道しるべ
夜に伸ばして恐れず居たい
悲しい涙を取り零さないで
今の終わりに見つめられていても

ああ、夜よ、
この花は何処へ行けばよいのか。

孤独な暗闇、虚空は真黒。

愛する人が居ないというのに、
どうして寒くて暗くて黒い、
この薄影の細道を、
通りぬけては安堵し忘るゝ、
またくるりと廻ればそこは、
昨日と同じ淋しさの森。
咲けども咲けども滅ぶ楽園。

ああ、夜よ、
この花を愛してくれないか。

向日葵のよう月に咲く、
そんな花があるのなら、
皆の全てが其れを携へ、
最後の晩までくるくると、
廻ってよればよいものを。

夜を愛せることすら出来ずに、
どうして夜明けの幸せを功そう。

太陽が沈むとき幸せになれれば、
悔いることなく居られよう。

闇の中在る幸せを、
願い続けて吸い続ける姿の花は、
朔の力を暴食し、虹を殺して生きる花だ。

この花はまるでキマワリだ。
祈り祈れど、氣に飢えて。
奇しい器で衣を欺き奇しく生きてる。
忌まわしき背きに帰る喜び。

黄色い黄色い、希の肌に帰る喜び。

キマワリだ。



[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-24 17:36 | | Comments(0)

Two.

街の外れから渡りきれない
探しきれない
つり橋が降りているのに

街の真ん中から離れられない
逃げきれないから
梯子は過去に降りているのに

恋は過去に戻りたいんだ
熱く燃えては41℃の高熱を探すよ
インフルエンザの恋ならば
何度も罹りたいのに叶わない
快楽を追及した愚か者と罵れよ

「そんなものは、ないんだよ」って

つり橋の先は新たな幸せ
そんな話しはただのウワサさ
騙されない、そこに行って死ぬのは誰だ?

はしごの下は未来に続く過去なんだ
とんだ都市伝説だろう
真実になるにはどれくらい必要?

人間の脳は複雑なんだ
人間以外に発情するのさ
今はない刺身のキミを思い出したら
恋の熱でやっと食欲が湧くんだよ
39℃の高熱を出すんだ、嬉しくって

でもあと2℃足りないんだ
あの日のキミには2℃足りないんだ

大事なことを言わせてよ

愛した記憶が身体から抜けるとね
36℃の呪いにかかるんだよ
いつも自分を信じてしまうんだ

「"普通"って悪魔にとりつかれちゃったら」

終わりだろう?
生きる意味は異常にあるんだ
思い出してよ、キミのクレイジー
クレイジー、クレイジー、クレイジー

だから過去への梯子を降りる
一生懸命、足を下ろしていくときに
心が静かに静まり返って冷えていくんだ

冷えていくとき、35℃は愛してる
そんな体温のキミが好きだよ

話をすると
目を合わせると
とっても温かくて
それを知った私の体液は
34℃までは下りるのに

あと2℃なんだ
あと2℃私が気持ちがよければ
キミとふたりで死ねるんだ

あと2℃私が優しくあれたら
冷たくなれたら
キミとふたりで笑えるの

あえて3℃と
私に言わせないで
[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-20 20:00 | | Comments(0)

闇を侵す者

『闇を侵す者』

それは誰のことだろう

それは誰を軽蔑し
誰が放った言葉だろう

それは誰を親しんで
誰に放った言葉だろう

目を瞑り、心の中で目を開く
心のノートを開いては
秘密の言葉を書き記す

誰かが私をそしったみたい

目を瞑り、心の中で殴り書く
心のノートを開いては
書いて記した秘密の言葉は
いったいどこで開かれようか

裁判なのか、審判なのか
それとも暴れる言葉であるのか

『闇を侵す者』

ああ、そう言われればそうだ

私はそれがたまらない
ゾクゾクしてきてしまうんだ

目を瞑ったら浮かぶのさ

『闇を侵す者』

それって使い勝手がないのかな

自分を好きではいられない
心の中を覗いたら
最後の答えが見えちゃう気がする

それって普遍的
それって神秘的

つまりはそれって終わりであるから
知ってしまえばおかしくなるから

『闇を侵す者』

なんて言われたら
それは誰のことだろう

それは誰を軽蔑し
誰が放った言葉だろう

それは誰を親しんで
誰に放った言葉だろう

きっと自分が自分に向けて
言うはずだった言葉を誰かが

そっと誰かが心のノートに
痛みを伴い書いたと知るんだ

バックスペース何回押しても
やり直せないよメランコリー

生きてゆけるのならシャットダウン

散歩をしないか、この夜は
さして怖くもない気がするだろ

闇に怯えて侵せる闇は、所詮は闇に似た光

[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-13 21:42 | | Comments(0)

貴女がくれたもの
それは貴女でした
決して損なわれない
貴女というものでした

死にゆく時こそ思うかな
生きたいからこそ思うかな
風の便りはもはやなく
さすらい人にもなれはせず

貴女がくれたもの
それは貴女でした
決してなくなることのない
貴女という美しさでした

最初から君だけ見ていれば
最後まで君だけ見続けていれれば
貴女が去ることなかったし
私が去ることなかったし

嘆きも憂いも懐かしみも
全ては私達の内で浮き彫りになるように
手をのばせば触れられる肩だった

抱き寄せても抱き寄せても
抱き寄せきれない肩だった
だけど心を探してみても
記憶の糸を辿ってみても
貴女の肩はとても遠くて届かなくって

貴女が最後にくれたもの
それは自由でもありました
貴女が最後にくれたもの
それは貴女の最後の心でした

秘めていて
冷えていて

想い続けることの意味を知って
嘆き続けることのわけを知って
遠くに行けば行くほどに
近づいていく幻覚解ければ
それは大好きだということなんだ

死にゆく時こそ思うかな
生きたいからこそ思うかな
風の便りはもはやなく
さすらい人にもなれはしない

貴女がくれたもの
それは貴女でした
決して損なわれない
貴女というものでした

諦めきれない言葉の丈は
どれほど今に疲れていても
彷徨い歩くよ、歩いていって
悪戯されてもかまわない
2センチメートル、すぐそばで
隣り合わせで、貴女と座れる
お互い気がつくことすらなくても
それで幸せが約束されれば

[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-12 22:27 | | Comments(0)

子ロバの下で鳴く

羊の夢をみよう
階段の途中でロバに会おう
その子どもと話をしては
自己顕示欲を飼いならそう
慕えない父親だからこそ
私たちは必ず彼を意識する
彼は必ず私たちを手放してしまう

弱き私たちは罰には素直でいられない
そうして赦しに賛美で答えないから
本音の憶いは歳月を経ても
純粋である教徒の幸せな魔滅しと
私たちを隔て、遠ざけるのだろうか

私たちは肉の父を殴るのに
なぜそこまでして
辞書のような本に書かれた父のみを
慕って、そこで祝福に預かろう
逆説を言うのなら
なぜ祝福があるのにそれをそしろう
己が顕示の為ならば
教室でその分厚い本を開けばよい
そしてその分厚い本で頭を叩かれればよい

あゝ純朴を気取った聖職者よ
経営に加担し軽々しく祈るものよ
神があなたを祝福しても
なぜあなたが不幸で在るか分からぬか
あなたがたに目はついているが
あなたがたに見えているのは、それは
真実と遥かに遠い『感ぜられた』物だから
あなたがたに耳はついているが
あなたがたが歌っているのは、それは
真実を皆『踏みつけたように』立つからだ

羊の夢をみよう
階段の途中でロバに会おう
その子どもと話しては
彼らを看破するだけの電気を持たずに
どうして私たちは詩人であろう

全てを神のあらましとし
辞書のような本と賛美歌による祝福を
感謝の内にて私たちが受けとらずに
盲目に指を立てている等と思わないでくれ

私たちも祈るのだ
同じ祈りでないだけだ
また私が『たち』と述べようとも
あなたは『たち』から私のみを外せよう

なぜ赦されよう
彼らはおしなべて真実の中の真実をみる
私たちが見ているのは
愚鈍の先の真実であり
また、醜悪が辿りつく真実であろう

彼らは軽んじて悪魔を知り
其れを不幸のシンボルとして祀るのだ
だからキリストのしたことを
彼らはいつまでも見ようとしない

だからキリストのしたことが
私にはいつまでも見えることがない
[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-07 22:36 | | Comments(0)

悪魔の言づけ

白い息して待っている
白い釘色、持て余せるから
打ち込む用意は咳払い
ほら今しがた
詩人の世界に春が来た

渡り舟は戻らないって
そんな言葉は要らないよ
リボンを君に結んであげよう
笑きれない白夢の中で

狐の色は要らないよ
金色、真白、黒狐
どれを呼べども来るのは祭りだ
龍に口づけ要らないよ
彼らが叫んでいる声は
僕のそばでしか聴こえやしない

晴れ晴れしくも雨が降る
その夜に絡めた爬虫の指は
ポトリと落ちる晩まで在るよ
千も二千も数える指が
貴女の目下に転がって
『Beauty,Dirty』呟く姿を
笑って眺るほど強くはないさ
ほら涙目だ

天使のような悪魔に騙され
悪魔のような天使がみえない
前者は堕ちゆく過程にあって
後者は最期を眺たんだよ

はしたないこと大好きな
君が心を傷めるの
誰が見たいというんだろ
飾り気のない月の下
愛に背かぬそのことと
爛漫の下嘘ついて
夜景に穢れを望むのと
何が違うか数えてみたらば

破滅に向かうかどうかだよ
貴女は貴女を持て余す
必ずそうだと知っている
悪魔の本を携えた
元は白羽を持つ私
終わる貴女の世界から
貴女を救う手を探し
今日も図書館ハシゴだよ

君の天使は酒に溺れて
貴女の心を離さないかも
悪魔の限りを尽くせども
貴女の命の陰となり
呟く先には輝く太陽重なれり

いざ言わん
風に揺られる悪魔のビートは
君の器量の裏刻む
それはこうだよ

『鬼をください、鬼をください』
[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-07 21:30 | | Comments(0)

Hug.

ねぇ、知っていた
貴女の揺り籠はいつでもここにあるよ
貴女の胎動はいつでもここにあるよ

貴女が笑い微笑んで
この終わりのような世界に撫でられるたび
それは宇宙を伝って私に届いている

貴女が微かに思い出して
君のためのこの名を呼ぶたびに
それが憎しみでもこの心臓は鼓動する

貴女が包まれるたび
それが誰であれ
私の揺り籠はここにある
いつでもここで私も揺られ
貴女の笑顔と感動を願っている

貴女が微笑むたび
冷たい風に凍えながらも
指先で空に絵を描く時に
私はそれを夢でみる、僕はそれを確かめる

奏でるたび伝う振動が
最後の眠りに辿り着いても
私はずっと君を見ている
僕はずっと君を見ている
揺られる君を抱きしめている
その温度が貴女を冷やさぬように
揺られる風が包みこんでいる
この世界で貴女の心が濁っていても

いつでもここで君を描いてる
宇宙に映し出された君の姿を
ただいつまでも抱きしめている
貴女の幸せ抱きしめている
[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-06 01:40 | | Comments(0)

プレアデスからの通信

仮に貴女が死んだとすれば
死ぬのは貴女ではなく
貴女の身体と生命だ

仮に貴女が生きるとすれば
生きているのは貴女より
貴女を想う人だろう

始めに貴女が居たことを
憂いだところでどうなろう
終わりに貴女が居ることを
嘆いたところでどうなろう

貴女は生に呪われている
また死にも呪われている
なぜなら「貴女が生きますように」と
呟くことはそれぞれの
事情の中での祈りだからだ

甚だしい
貴女が死ぬなど甚だバカらしいことだ
考えてみれば死んだとき
希望が叶うと願うのは
貴女が居るか居ないかの
解読行う議事録に似ていて
呟かれるのは「貴女と寝たい」と
色づく理由を知らぬほどに
嫌々ながらも好きである人を
つまらぬ果実の種を吐くよに
味気ない恋と告げることであるからだ

ただの香りのひとつすら
懐かしみ覚える日々の中
貴女と笑える世界があること
切に祈りで叶える人あり

そのこと殊更検討せずして
己の知恵とかいかぶるなど
賢い貴女の自信のなさが
どこまでも陰るようでバカらしい

プレアデスからの通信です

私が貴女に言いたいことは
貴女に美あり誉れあり
過敏な由縁が常にあり
そのそしりに授かった女が
私に向けた考察すらもを
視認に変える侮辱と来たらば!

プレアデスからの通信です
まるで貴女は罪人ですか

生きる名誉が備わることを
愚劣な峻別で断ち切るならば
まるで私は故郷を呪って、
星を呪って、
プレアデスを呪って、
貴女の脳に埋めこもうか

その方が都合がいいくらいに
甚だバカらしいのが貴女の死だ
そんなものが在るのなら
今すぐ見せろよキスで起こすさ

[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-06 00:54 | | Comments(0)

妄想の汽笛

今てんまつと思えりや
時のあらまし吹き回り
凍える木々が依るのは冬よ

我てんまつを覚えるは
つい先ほどの時刻まで
妄想の日を恐れていたから

びゅうびゅうと命に風は鳴り
共に吹き抜ける荒獅子も
やわにヴェールで覆った乙女も
同じ空にいるのだと
白ける夕陽が薄闇に落ち着く

夜空はいつもの倦怠と
我が幻想と空想の
陰りが見えぬが恐れと告げる

なんと短き時だとは
どうして呟くことだろう
一つの冬に耐えられず
こんな小さき命すら
世界と天秤かける妄想であるのに

どうして夜を責められよう
どうして冬をもてあそぼう
私がそれを知るときは
年月をかけた妄想の日々が
汽笛と共に通りすぎた後だというのに!

乗客たちは顔すら見えぬが
私が死んだら世界が滅ぶと
声を揃えて泣くかのようだ
遠くで涙に暮れたとて
どうして気がつくことだろう!

この列車の往く先は
往々にして不安であるのだ
気がつける音など鳴るのなら

なんと名前をつければよいか!

[PR]
by ren_with_parfait | 2016-02-04 17:17 | | Comments(0)