微睡みの詩

君たち(ここでは、仮に君たちと呼ぼう)
例えば、君たちの配慮によって
忘れていたことを掘り起こすことになり
それをある時点の君たちが望んでいるとする
君たちに望ましくないことでも
その時君たちが望んだものは
変わりようがないし、取り返しがつかない

僕たち(ここでは、仮に僕たちと呼ぼう)
例えば、僕たちの配慮によって
忘れていたことに蓋をしてしまうと
それをある時点の僕たちが望んでいるとする
僕たちに望ましいとを
その時僕たちが望んでいたのに
納得がいかないのは、何かが欠けているから

こと君たちに至っては
君たちの中で幸せを採取した
それが成る木を麗しく願えばよいのだが

こと僕たちについては
君たちの中で採取した幸せよりも
好ましいと知りながら逆を願ったものだった

君(あえて君と呼ぼう)
その、君に不足しているものは
君一人で充足するものではないのだけれど
今まで生きてきた中で
何を充足ととってよいのか
恐らくは分からないのではないだろうか

彼(あえて彼と呼ぼう)
その、彼に不足しているものは
全くもって過去より未来にないもので
今まで生きてきた中で
彼をどう好いと裁けばよいのか
恐らくはそうは考えないのかもしれない

更に私、のことを話すのならば
あまりに君の為と思うことが
どこに報いを持っているのかを
時々見失ってしまう始末であるから
道路標識としてすら役立つことも難しい

ただなんというだろう
久しぶり田舎に戻ってみたら
あの頃と変わらないお店があった
そんな懐かしさが私にはあるかもしれない

しかし恋文としていかんせん不十分なのは
君に捧げるこの身への責任感のなさだ
何度も放り投げようとした気持ちだけれど
これそのものが安定に必要なんだよと
断言されてしまった日には
この距離を埋める気持ちなんかよりも
過ぎすぎてしまった日と哀嘆の内に
キミのこゝろの中に何が芽生えるかによって
そこに私の願うところがあれば
キミは望んでいるということになるのだけれど

君たち(仮に、君たちと呼ぼう)
君たちが諦めなかったことは
私を失わせることになるであろうし

僕たち(仮に、僕たちと呼ぼう)
僕たちが諦めなかったことは
彼を失わせることになるのだろう

私は君が存在として定義出来る限り
ここから華を咲かせてゆくから
その風に乗り届いた君の歌を聴くから

疎かな私を忘れられるなら
記憶の中を美しくさせるのやめてみる
嫌だったことが、却ってくるのを望むように

紫陽花の頃に
少しだけ近くなれたらな
私の生命に光が灯るのは
常に頼れる片想いがあるから
だけどそれを超えてゆくと
私が選ぶ日が来るのなら
それは君たち(仮に、君たちと呼ぼう)
によって、裁断される毎日が
また始まって巻き戻されて
本当に僕たち(仮に、僕たちと呼ぼう)
に光が始まり、それが憂鬱の中で
倦怠を持てあますその時だろう

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by ren_with_parfait | 2016-05-25 21:27 | | Comments(0)

萌えアニメをみた
天国だなと思ったけれど
萌えアニメをみた
それなのにそれを眺めて
萌えアニメをみた
徹夜で充血した目を閉じて
探していたもの終えるみたいに

今すぐいくよ、間に合わなくても
出会ってすぐに
ゼクシィを持って来たのはさ
きっと天然だったんだろうから

まるで君はこんな僕を
今見たアニメでいうのなら
お嬢様学校に一人だけ拉致された
唯一の男性生徒が如く
天然で対象として捉え物体として
観測したね

流血。流血。流血だ。

浴びるゝように流れて過ぎし想い出は

流血。流血。流血だ。

一途を誓って着いたが此処なら
何処に連れ去ることなら出来よう
探し続けた君の輪郭、表情は
見るもの聞くものどこにでもあるから
時代のモニタスクリーンで
あり触れた場所どこにでも映るよ

その、
クリエイターのスポイトで
抽象化された象徴に
重ねるなどという代償で慰めては
対象としては君を取れなく
なったからだと、試験管

流血。流血。流血だ。

アイフォン叩いてアニメを見つめる
あゝ美しきかなと感嘆するのは
重ねた君への安堵と似つくか
似つかなくばかりが幾ばく幾ばく

忘却の黄泉
ゼクシィどこで
売っていたっけ
古本屋さんを探していたな

あゝあゝ
この散らばっているのはさ
あの日の君の記号だね
表象された自我だよね
僕はその術学んだことに
たった今頃気がついて

歩く速度が遅くなり
まるで孤独でなくなりました

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by ren_with_parfait | 2016-05-22 14:11 | | Comments(0)

だんだんに

だんだんに、
自分の気持ちが分からなくなり
だんだんに、
人の気持ちが分からなくなる
だんだんに、
今までのジブンとの繋がり消えて
だんだんに、
繰り返してた未来遠くなる
だんだんに、
戻ってきたこと思い出しては
だんだんに、
こゝろに刻んだ記憶を知って
だんだんに、
誤ちだらけだったあの頃が
だんだんに、
遠ざかっていくことがいいのだと
だんだんに、
変わったこれからに希望を馳せて
だんだんに、
これからの誤ちのループに入る
だんだんに、
誤ちの因子は取り払われて
だんだんに、
それがジブン自身と知ったときに
だんだんに、
ジブンで居られなくなって
だんだんに、
歳を重ねていくときに
だんだんに、
繰り返しが減っていくから
だんだんに、
微睡みで知った大事な記憶が
だんだんに、
もう知ることのない過去になるけど
だんだんに、
それを嘘にするかとか、無駄にするかとか
だんだんに、
ジブンの気持ちがどちらに向くかで
だんだんに、
祈れる言葉が増えてく人しか
だんだんに、
何度も何度も祈れる人しか
だんだんに、
私の知ってた此処にはもう
だんだんに、
居られなくなっては行くようだ
だんだんに、
それが一番いいと決めては
だんだんに、
輪廻の輪から抜けていく
だんだんに、
私達か会える可能性というものが
だんだんに、
古い神話の続きのハナシで
だんだんに、
新たな願いを遺していく様に
だんだんに、
役目が変わって視るもの変わる
だから、だんだんに、
ほんとうに必要なこと以外には
ほんとうにありがとうとしか言えなくなり
ほんとうに必要なこと以内では
祈る以上が必要になり
だんだんに、それ未満は薄れていき
だんだんに、それより多くを望まない
だから、だんだんに、だんだんに
此処に、其処に、だんだんに
創られていく始まりが
だんだんに、だんだんに
この宇宙の何処其処で、だんだんに
造りこまれていく、より一層が
より一層の下から上から
創られだんだん、造られてゆく、だんだんに
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by ren_with_parfait | 2016-05-17 20:52 | | Comments(0)

夢の中での私の居場所

暮れゆく度に沈みゆく
壊れる度に気が触れる
暖かさが千切れ、温もり千切れる
もうこゝろは戻らない
辿り着きたい場所にしか
私の夜明けはやってこない

ワガママな程に離れてよ
ほどける程に無を探す
凍えてる肌が痛く、冷たい体温蘇る
もう此処には居られない
辿り着きたい場所ですら
私が決める時が来たから

さようならは必要ないし
また会おうも要らないよ
プログレッシブな生き物は
同じ所に戻れない
同じ時計を同じ人とは
刻むことなどなくなるよ

けれどもその世界には
一人きりしか居ないのだから
一人きりの内側に誰かが居ても
外側に一人も居なくなっても
最期の一人に選ばれたっても
誰にも失くせることない一人
誰にも消しさること出来ない一人

其れに為ったわけなのだから
怯えた夜はこんな風に
摑まえる様に過去と未来を
行ったり来たりしながらね

この冷たさは
その裏返しと一緒にあることで
この喪失感は
その手にした感触で埋まることだと

きっと分かると思うから
私の中の記憶の総てが
嫌悪に染まるその前に
嫌味と皮肉が飛び交って
総てを嘘に変えてく前に

今隔ててる壁に向かって
嘆いていることが
何かを教えてくれるかどうかは
私の意志では決まらない

今隔ててる壁が壊れて
幸せになることが
何かを教えてくれるかどうかは
私の意志では決められない

そう、そこの
その小さな小さな扉の中に
小さな小さなオカルトじみてる
罪にまみれたミサがある
自分に同じ罪があると思うなら
はじめて入れる黒ミサは

絶望の雨降らせるよ
悲劇の太陽昇らせて
白夜を憶って祈るから

私に会いたいその時は
夢の世界に検索かけて
信じ合えた頃の記憶を辿り

その教会を訪ねなさい
裁かれ続ける私の一部は
いつも其処で罪を犯して
罰の意味すら探しているから
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by ren_with_parfait | 2016-05-17 19:59 | | Comments(0)

ヘドロまみれの泥まみれ
煌めく宝石、色は濁りて
油の沼はロータス咲くまで
待っている

脳みその沼、泥まみれ
メディシン毎夜そそぎ込み
白い鱗粉まいてた蝶の
終わりです

こゝろは日に日に汚れていくけど
人のこゝろを汚すの厭で
いつ届くんだろうか此のお祈り
風が運べど咳がでるなら
私の意味など待っている
貴女の意味など終わりです

私にとって
想い続けたその意味は
貴女がいたからなんかじゃない
私に意味があったから
ハエが群がるこゝろであっても
貴女にあげる幸せが
確かに私にあったから

私の意味など待っているなら
貴女の意味すら終わるから

私の意味すら終わるまで
貴女は意味して待っていて

太陽沈んでゆくときに
月は今すぐ待っている

次はいつ会えるのだろうと
陽気に世界を描いてみたいよ

私しかいないこの世界に
貴女がきっといるのなら

貴女しかいないその世界に
私はいつまでいられるのだろう
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by ren_with_parfait | 2016-05-16 17:45 | | Comments(0)

ゾンビの果実

君がゾンビになったら
力づくで 力づくで
君がゾンビになったら
首を掴んで 力のままに

もし君がゾンビになって
帰ってきたなら
ピストルなんて使わないよ
縛りつけて 縛りつけて
太陽と月が何度交差しても
重なっても 心がなくても
腐っていても 脳ミソ洗って
神経引っぱりワイヤのマフラー

ウォォォン、ワォォォン

血ぃ吸い出して
血ぃ吸い出して
カラカラになった君を
解剖して窒素冷凍したら
その横で眠りながら
心臓ちゃん 腎臓ちゃん 子宮ちゃん

あ!見つけちゃった
この子のことだけは
何があっても幸せにするから

君がゾンビだったら
君がゾンビだったら

あ!見つけちゃった
この子だけは
仔猫のように想うから

そう考えていたら
どこかで恋を宙に浮かせ
口を開けてる君の喉元が浮かんで

絞め殺されて
絞め殺したら

性欲がない理由がよく分かった

なんだか知らないけれど
私の究極の幸せはもう私に必要なくて

その理由は
あ!気がついちゃった!
犬のようにゾンビ
犬のようにゾンビ

ゾンビの性愛
チェックメイトだ
幸せになれるとは限らない
だけれど幸せは掌に余り
貴女の胃袋満たしてく

総てから解き放たれるなら
アーメン、アーメン

吸ってきた血の全てを
赤い林檎に変えて
貴女の唇に近づけるから
そっと齧って

これはね
エデンにあった
果実のひとつ
もうひとつはみんな食べてる

これを食べると
罪が消えてなくなるんだよ
僕には必要ないんだ

アーメン、アーメン

君にこそ相応しい、そう恋い慕う

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by ren_with_parfait | 2016-05-12 22:15 | | Comments(0)

秘めた気持ち

涙が流れるその時だけが
幸せなのはなんでだろう
それは好きって気持ちがあること
確認できるからだって
割りきってみたらホッとする

その安堵が居た堪れないから
更に深い絶望を探して
君が消えていく影を深追いする
幻の中に住めるのなら

ニコニコ笑って人形みたいな
君を撫でては永遠に
スピッツの
ロビンソンなど口ずさみ
あれからのことを忘れたい

虚しいばかりの毎日は
一日の死を繰り返し
次第次第に薄れていって
プラスティックツリーの
ロケットみたいに消えてゆくのか

このままちいさな鼓動を棄てて
当たり前の大人になってゆくなら
君の愛した私が誰だか
あの日の君は見つめていれたか
震えていないか
心配になるよ、大丈夫だよね

いつも、いつも
どこまでも遠ざかり薄れる君を
考えて
私は何を求めているのか
感じているのに
それを否定し、その裏の
求めていない気持ちすら、否定し

ユングのタイプ論にある
中間はないという言葉が
ポンワリ浮かぶ

きっと私に出来たのは
思い続けて死まで至った人達に
自分を探して共感しては

手軽で便利な詩を書いて
心を落ち着ける毎日で
君を想う気持ちなら
もっと強い人がいることを
決して知ることはないだろう

君を好きなまま死ねたらいいな
星の王子さまを今度また
読んでみたいと思います

私は酷く疲れてしまって
最近なんだか私の身体が
私のものじゃなくなって
最近なんだか鏡に映ったこの人が
誰だか全然分からない

たぶん、たぶん
星の王子さまを読んでみたら
何かを思い出せるんだろうな

たぶん、たぶん
君でもさすがに私に怯えて
死刑を望んでいることだろう

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by ren_with_parfait | 2016-05-08 20:06 | | Comments(0)

マグダラのダミア

毎日これでは……
毎日これでは……
たどり着けない、貴女の元まで……

夕暮れ時に箱の中
臨床に使うおもちゃのように
残酷さを捨てきれない幼子が
憎い毛虫の人形を
握りつぶしてキャッキャと笑う

薬指にはまた指輪

新しいのが欲しい……
新しいのが欲しい……
オニキスで出来たやつがいい……

この箱庭から出て
走れるはずだと気にしては
非情さ捨てれず忌々しくて
汚い水滴で濁る
吐瀉物でしかない零れる涙が

箱庭の主に飛び散ったのだ

日が伸びた五月の夕暮れに
貴女を想った数だけ泣ければ
災難ですら幸いするのに

箱庭の主はそうはさせない

私は満足出来ない……
私は満足出来ない……
苦悩を放出するまでは
死ぬことなど到底出来ずに
諦める気持ちを怨んでいます

毎日、毎日
新しいのが、新しいのが
満足出来ない真っ赤な視界に
不能の吐瀉物、あそこへ、あそこへ
今夜に結びつけてほしい

憎い女の幸せ願って
貴女に媚びては他を踏みつけて

数えきれないほどの
矮小なる我を呪えるダミアに
マグダラを飾り

貴女と呼んでみることにする


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by ren_with_parfait | 2016-05-08 17:57 | | Comments(0)

青紫

人としての限界に触れ
生まれ変わりを春に求めた
ふと立ち止まり今日見た華の
大好きな色、思い出す
パァプル、パァプル、ブルーブルー

神になろうとした時期の
真夏の哲学考えた
それ間違っていたのかな
氷点下の罪飾りつけ
パァプル、パァプル、ブルーブルー

紋白蝶に話しかけたよ
パァプル、パァプル、ブルーブルー

ひらひら舞っては美しいふり
白々しいほど純粋に求め
答えてくれた、喩えるならば

貴方の心は重症です
貴方の体も長くはなくて
貴方の友も重症です
貴方の深愛なる誰もかれもが
重症、重症、これはこの世の終わりです

ねぇねぇ
知っているんだ紋白蝶
私が教えてほしいのは
今日見た蒼いアゲハのことと
同じく蒼い華のこと
それから色んな真実に
美学が灯っていかないことに
お答えできないその裏のわけ

内臓隠さず生きてるつもり
それでもみんなが大好きだから
紋白蝶に聴いたのに
自由気ままもひとつの症例
あの蒼いアゲハの知らせを
誤魔化そうとしても無駄なんだ

そうして彼女に近づける
黒い外羽、蒼い中羽根
パァプル、パァプル、ブルーブルー

水彩絵の具を貸してよね
今見た世界が動きだす
ワォォン、ワォォン、お歌が上手
アニメーションに写実しよう

月なんて、ずっと見ないで俯いて
太陽に直向きに歩くのも

忘れたな、忘れたな
平易な言葉はやさしいきもち
この世の気持ちはどんなお気持ち?

パァプル、パァプル、ブルーブルー

お願い、私の心が生きてる内に
貴女の笑顔を私にください
そのあと私がどうするかなんて
ふつうのことに決まっているでしょ

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by ren_with_parfait | 2016-05-07 23:14 | | Comments(0)

始発の切符

やぁ、産まれる前のやつ
こういうのって
安易に受け取るものじゃない
それは、大体にして私達が
下らないとすることにも
意味があったりするからなんだ

やぁ、産まれ変われるよ
へこたれないで
笑うやつほど苦しい筈で
きっと、笑って生きて、お願いと
優しくすること以外には
慰めなんてないからだろう

疾り行くなら
どんなに長くも短くも
平凡を求められるって
先生、教えてくれなかったよ

死すら採点なのだろう
隙間があるのに
椅子取りゲームの毎日は
平均を求められるって
少ない便りを信じては
進む路かも、戻れぬ路かも

当たり前を頑張れないと
素晴らしい夜も来ないんだ
あゝこのトンネルに君といた

恥ずかしいほど
幸せな絵が
彫られていたな

当たり前だと思ったら
霞む朝しか来ないんだ
亡き父残した小銭を手にして

残り尽きそう
突き抜けて次に
己を頼る朝日が射した

幸せくれる人に出逢えば
しがみついては君、君、君と
見開いてる眼を見つめ
間違えました、と赤面している
己が悪いと悔やんで祈ると
小刻みに揺れ、車窓は炎に揺れる森

減らず口すらシュンとなる

始発の切符を手にとって
何処へ行くのか、恐れていたけど
甘い甘い毎日は、扉を順に閉ざされて
最期がだんだん見えてくる

そこに誰がいるのかが
うつらうつらと見えてくる
優しい幻かも知れない
けれど微かにその場所に
誰かが望んだ命がありそう

諦めないで
後ろのドアが
ギシンと閉まる
後ろから後ろから
迫ってくるもの考えながら
励ます言葉を考えながら
悲惨な終わりを秘めながら

ガタガタゴットン
ガタガタゴットン
あゝこの乗客それぞれが
みんな知ってることらしい

ガタガタゴットン
ゴットンゴットン

「お客様、終点はまだ先です。
降りないで下さい。降りないで下さい」
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by ren_with_parfait | 2016-05-04 20:42 | | Comments(0)