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Hate

何を思おうお天気雨だ
泣けてしまえばよいものだけど
今は泣くこと自体が憎い
憎しみと恐怖を睨みつけ
いますぐ去れと呟いている
薄くて暗い暖かい冬
乾いた大地の上を這い
苛立つ俺は何を憶ってこうしてる

葉が枯れ落ちた道端の木
お天気雨にも見知らぬ顔で
ただ優しくない植物としての辛さ
彼らには次の雨が来なければ
じっと耐えぬくそれだけだ
そして雨のち晴れで勢い叫び
喜び誇らしげに未来に空へ
真っ直ぐな気持ちで命を知ってる
彼らの誤解を招かぬように
彼らを敵に回さぬように
それと出逢うために外に出たのだ

Hate
彼ら植物の恨みとは
Hate
命を果たせぬことよ
Hate
どこまで根を伸ばしても
Hate
彼らはそれで傷つけない
Hate
彼らの憎しみは
Hate
彼らの内にある

苛立ちすらをも言葉にしたくて
憎しみすらをも言葉にしたくて
ただ今思うことを共有したくて
乾いた自然を眺めていたら
心の内側露わになった
なるほど童が集える公園よ
お前も同じ気持ちというなら
己の心も慰められよう

何ひとつ艶やかな涙も零れぬその中に
何ひとつ華やぐ笑顔もないその中に

雨なく晴れなく
ただただ耐えゆくその中に
命を捨てないその日々に

命は優しさ知っている
堪えて待つこと知っている
それを知れたら十分に
私は今日を生きられるだろう
憎しみの意味すら分かるのだろう

Hate
自分が出来ぬこと
Wish
あなたにかなえてもらいたい
Hate
自分に出来ること
Wish
あなたにかなえてあげてみたい
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by ren_with_parfait | 2017-01-30 13:47 | | Comments(0)

未練へのはなむけ

ただ雄弁に
ただ花弁に
饒舌の舌を弾かせて
人を求めて来たけれど
ここで行き止まりだ
さようならなど必要なくて

ただ能弁に
ただ多弁に
上手に言葉を扱うほどに
恋に命を探してきたけど
ここで行き止まりだ
ひとりきりが始まるんだ

僕は君から離れていくよ
君が僕から離れてくれた
そんな意味すら分かる気がする
僕はこのときを待っていたし
どんな時でも待っている
あなたが次を求めるように
僕すら次に進んでしまう

時々流れる涙のわけは
未練の悲しい情事の気持ち
そんな事実を冷たく見ている
僕はこのときを待っていたし
どんな時でも待っている
あなたが僕に見つけたように
僕すらあなたに何かを見つけた

外せなかった片方だけのペアリング
外して二度とつけぬと決めた
この人生に連れていけない
未練だけでは足しにはならない
僕はこの時を待っていたし
どんな時でも待っている
あやたが僕を諦めたように
僕すらあなたを諦めている

ただ雄弁に
ただ花弁に
饒舌飾って書いてきました
人に求めて綴ってきました
けれどいま僕達に必要なのは
自分にしか生きられない人生でしょう
僕はその時を待っていたし
どんな時でも待つより動く
あなたとどこまで離れていっても
なくならないもの見つけているから

すでに言葉が死んでしまえば
新たな息吹が言葉に宿る
君が言葉の一部になって
言葉が君の一部じゃなくなる
今は恋とか未練とか
そんなところに美学がないと
私の書きたいものなどないと
ただただ素直にそう思う

君の人生の幸せを
動かすだけの力になるのは
未練からなどやってこない
なぜなら私はすがれるだけで
君を愛してなどいなかった
僕はこの時を待っていたし
どんな時でも待つより動く

そうしてたどり着いたとき
僕は貴女の未練になれる
さようならなど必要なくて
とっくに僕らは別れているから
ひとりきりがはじまるんだ
とっくに僕らは一人ずつだよ

この心ならば棄ててくれ
今に本当の詩心に出逢うよ
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by ren_with_parfait | 2017-01-30 11:53 | | Comments(0)

条件反射

生きている
僕はあなたで生きていて
あなたは僕でできている
たった今
僕のことばを読んでいる
あなたに生かされ生きている
たった今
僕にことばを教えてる
あなたは僕で作られている

どうしても
その核心を離さない
あなたは核心を置いていく
たった今
僕にこころを触られて
あなたは生きた心地をしている
たった今
ここを立ち去る決意をしては
あなたは過去に追われてる

空気です
血液は流れてる
あなたの心に偽りはない
たった今
あなたの考え見透かされ
あなたは夢にも僕を見る
たった今
僕の腕から逃れるために
あなたは僕を抱きしめた

解き明かそう
心の住処を射抜いて眠る
僕はそういう人間だから
あなたはここで読んでいて
僕に飼われてこうべを垂れる
そして小さく鳴いてみて
愛おしいとは何かと知るのだ

それは
愛される幸せが一度でなく
無条件で永遠であることを
刹那に感じさせないために
あなたを満たす言葉であるから
僕はあなたで生きていた
あなたは僕で生きていた

終わりとはじめにあなたと僕とで
変えられることがいつもある
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by ren_with_parfait | 2017-01-21 01:47 | | Comments(0)

白い昼空

空の白
故に誘いて白む空
裏には雨あり雫あり
我が身氷らせ
つらら溶けるころ
顔は赤らむ大地は青らむ

空の白
橙色した太陽を
果実に例えて
こころ氷らせ
肌に溶けるころ
夢は華やぐ気持ちは和らぐ

空の白
熟れた真冬に火照る息
暗みに行き着く
終わり想へば
味よき時間の午後三時
夜は白むる全てを終いて

晩秋が、毎夕訪る想い恥じらみ
隠しきれない白い昼
顔は赤らむ大地は青らむ

ただ跳ねるよう
ただ裏返し
口から漏れては白い息
不実を重ねる夢をみた
真冬の白い晴天に
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by ren_with_parfait | 2017-01-17 15:13 | | Comments(2)

読書をすること

幼い頃に
少し寄り道して
立ち寄った古本屋

百円コーナーに
目を光らせては吟味する
今日も名著に出会うんだ

僕の心は
言葉ほどの輝きはなく
僕の言葉は
心ほどの意味を持たずに

寂しくページを閉じるとき
楽しくページを捲るとき
言葉に愛され続けて生きてく
幸いなる人
言葉に触れゆくことの出来る人

あなたは今でも
言葉が生きていると知って
決して絶えない音階と
意識を重ねてあなたにしていく

あなたは今でも
言葉に死などはないと言って
生きるしかないその営みを
心に宿した景色を浮かべる

新たな言葉に出逢う幸せ
言葉は強くとこしえまでも
あなたを守り
あなたはそれを守っているから

あなたが一言話すとき
音に表し告げるとき
そのひとつひとつの魂が
枯れることなき泉を見つけて

喜々としページを捲るでしょう
あなたの読書の喜びは
あなたに背かずあなたに微笑む

その幸せの中に生きていけ
言葉に宿れる命を信じて
その隙間風に飛ばされそうでも

幸せの泉に命が産まれる
あなたがページを捲るたびに

僕はたった今その喜びに触れて
同じ言葉で話すあなたに気がついた

触れているのは幸せなこと
言葉に使わされている限り
離れることは決してないのに

制約が今日も僕の心を
あなたの胸まで届かせないでいる

だから僕は明日もまた
読書の世界であなたに出逢う
あなたを想い
言葉の世界に想いを馳せて

起きることない眠りにつこう
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by ren_with_parfait | 2017-01-17 03:54 | | Comments(0)

もうじきだよね

どこに置いてきちゃった
キミだけの
誰にも読めないストォリィ
どこに忘れてきちゃったの

どこに隠れていたのかな
キミだけの
誰にも聴けないあのメロディ
どこに売られているのな

さぁ街に出よう
再会の日はすぐに来るから
キミがその色を伝って
届けてきてくれた暗闇が
ボクに優しく滲みよってる

さぁ空を飛ぼう
始まりの日は明日も来るから
ボクがこの色を伝って
空に放ってお日様の夢
キミに再び歩みよってく

キミが世界を通じてボクに伝えたもの
ボクが空に放ってキミに届けたもの

それがボクらのストォリィになる
終わらせることはできるけど
ほんとうの終わりは誰にも分からない

ただボクはあの日ボクらに告げられた
始まりの意味と終わりの言葉
それを紐解く勇気があるから
それが出逢える努力をするから

必ず忘れた言葉にきいてよ
ほらその胸でなる歌声は
今もキミにしか聞こえていないよ

会いたい会いたい会いたくない
二度とあんな目に遭いたくない
そんなキミの不幸に終わりがあるのなら

ボクはいつまでもその鍵を握り
少しそこに書き足してあげるね

断罪はキミには必要ないんだ
キミの罪はすべてボクが背負うって
ボクは始めに告げていたでしょ

キミの不幸を自由にしなよ
手を伸ばしては求めなよ
それが意味がないってことを
キミ以上に知る僕が言うけど

ボクがそれを終わらしてあげる
その毎日を終わらしてあげる
必ず約束を果たすから
キミのためになら出来るから
華やぐ香りに包まれながら
今夜もお休みささやかな愛に
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by ren_with_parfait | 2017-01-14 01:46 | | Comments(0)

勿忘草

あゝただ僕は嘆願します
何もほしくはありません
ただ僕に忘れさせないでください
愛した人との本物の記憶を
どうか僕から涙でぬぐい去らないで

あゝただ僕は祈るだけです
何もほしくて祈りません
ただ僕に思い出させてください
あの日あの人が僕に依り
拠りどころとしたその意味を

僕は笑顔と出会うたび
彼女に重ねてうっとりします
僕は愛を囁かれるたび
彼女を求める自分を知ります

けれどあの人は戻りません
いつまでたっても戻ることはありません
どんなにボロボロになってもいい
一度はあの人のために捨てた人生

どうか、どうか
彼女を忘れさせないでください
傷ついても涙が流れても
バカにされても僕にはもう
彼女を想うこと以外
何もほしくはないのです

どうかこの想いと死なせて下さい
愛おしい人を心で抱いて寝かせてください

そのためなら
どんな苦難にも耐えてみせます
だからどうか、どうか
私の全てを忘れさせないでください

もう一度
あの人のために命を空に還します
今度は誓って幸せにしてます

ああどうか
お願いだから
私から彼女を奪わないでください

想いを空へと還していきます
誓って、誓って、最後の時まで
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by ren_with_parfait | 2017-01-11 22:21 | | Comments(0)

愛おしい

愛おしい
好きなんじゃない
愛おしい
その存在が愛おしい
生きてることが愛おしい
どうかずっと笑顔のままで
どうかずっと知らないとこでも
その笑顔で星を見守っててね

愛おしい
好きなんじゃない
愛おしい
ただ在るだけで愛おしい
いつも想うよ愛おしい
同じ時間にいられなくても
同じ食事を食べられなくても
今日も笑ってご飯をお食べ

君が居てくれることは
目には決して見えないことでも
君が笑って話しているのは
耳に決して入らぬことでも

ただただ君を喜ばせたい
君が心から想いを寄せた愛する人と
その二人から始まる物語に
僕はどんな餞けを出来るのだろう

君の人生が毎日始まり
君の人生が毎日終わる
最後死んでも証が残る

君が産まれてくれたこと
僕になかった感情を
君が育まされてくれたこと
ただただそれが愛おしい

過去も未来も君の全てが
とってもとっても愛おしい

だからどうか
生きることをやめないで
心から君を愛してくれたこの星に
最後の時まで見守ってもらおう

愛しているって
何をじゃないんだ
産まれて死ぬまでそのすべて
ただ君があるってことそれだけが

僕にはとっても愛おしい
愛おしいからさようなら

涙を流させたくなどないから
僕は君の知らないところで
君が僕をすっかり忘れて
らんらんと笑って暮らせるように

君を愛してくれている
この星のために愛おしい日々を送るよ
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by ren_with_parfait | 2017-01-11 22:02 | | Comments(0)

眠る時

過ぎし日に
色の馳せたる弔いは
すべ失くしたりて音もせぬ
冷めゆく想ひに遊ぶ喜び

在りし日に
幼き誓いに問うたとき
また在りし日に寂しくも
ぬくもり明けるは失意の想ひ

静けさが
僕らの齢に聴いたとき
想ひ訪ねて好き好き並べ
霜を踏むたび消え入る心拍

時すでに
貴女失くして時期を去り
胸の在りかに尋ねた時には
終わりに結んだ赤い糸

切れゆく霞に微睡む幻覚
よもやなし
いつかの恋にて幻探すも
こゝろに隠され
好めど愛は二度と還らず

時は移ろいの夢枕
憑いたばかりの僅かな戸惑い
悪意のこゝろ

さようなら
あなたの想ひに
靴下脱いでは
お伽話しに眠るも畏れず
呪術のようにも踊れぬ心を

お休みなさい
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by ren_with_parfait | 2017-01-10 00:04 | | Comments(0)

砂時計

いざ産まれゆくのは恋のため
堪り兼ねては吐き出す罪よ
過ぎし日の愚か

明らかになり真冬に落とす
種子は過去には咲きはせぬ

いざ産まれゆくのは哀しみだ
或る日僕らは月の上
白い息すら鳴らしてた

寝そべり語った恋人達の
息は聞こえず記憶は死んでく

筈であろうぞ哀しみよ

積もり積もった砂時計
不実の筈だと人へと尋ねん
あゝ罪人よ罪人よ
ひとつ強がり苦しみ積もらせ
ひとつ雨粒どこぞに落ちてく

筈であろうぞ懐かしく

いざ産まれゆくのは雫の雨よ
透明なままで変わらぬ想いよ
あの日の口づけ哀しく止まずに

降り積もり行く砂は濡れ
愛した心がそこにあるなら
笑顔で振りむき去り際魅せたい

筈であろうぞ美しきため

去りゆき際にてこゝろ交わせば
切なる確かな色彩放って
必ず未来へ降りゆく時間よ

可変の心
裏返したとて消えはせぬ
無限に続けよ
愛を奏でることならば
勇みて忘れよ億して伝えよ

砂の時計を殺した時に
幾度もその死がやってくる
若き晩夏の想いに計られ
降り積もるなら変わりゆく愛に

変形しながら産まるゝ情念
あゝさらばとだけ繰り返し

何をも棄てさり
忘れようとし償うならば
誰ぞの愛への言葉は始まる
それはあなたが愛した人の
言葉があなたの口からあふれて

指をねじらせ跳ね飛ぶスクリン
終わりを知れない浮世の常が
しんしんと只冬降り積もり

溶けては咲いて
溶けては咲いて
何度と春を殺せばよいのか
生きた恋にも時計はあるのに

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by ren_with_parfait | 2017-01-07 20:23 | | Comments(0)