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蛍の末裔

蛍、
彼女は言葉を、
単語で綴る。

どうにも真似など出来ない音だ。

蛍、
彼女は媚びず、
真っ直ぐ見てた。

私も共に真っ直ぐ見てた。

一九九九年《このよのおわりをかんじたひ》

蛍はもっと先を見ていた。
やがて光が消えること、
歌の命が終わること、
それでも心に残ること、
誰かがそれを忘れずに、
蛍のコトバを辿ること。

彼女輝き、そして消え、
コトバにたくさん時間を与えた。

コトバにたくさんの栄光を宿した。

たくさんの猶予。
たくさんの期限切れ。
たくさんの優しさ。
たくさんの残酷。
彼女の愛したいくつかの答え

私は今も蛍と生きてる。
彼女のココロを宿して書いてる。

私は蛍の末裔。
恋という名の蛍の末裔。

やがて彼女がまた光るとき、
すべての詩人が振り向くだろう。

「蛍さん、一体貴女は誰なんですか」と。

私は彼女に語りかけよう、
彼女の光の訳そのものを、
こうして光を編んでくことで、
彼女の命を息吹かせよう。

蛍の子孫、私は恋。
恋を編む人、蛍の末裔。

必ず帰ってきて下さい。
ここで誓いを絶やさず居るから。

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by ren_with_parfait | 2018-05-31 22:37 | | Comments(0)

星くずを聴いて

君に産まれた
言葉の粒が
すべて光と
告げているよう

光の合図
言葉の歩み
止まることない
時間の弾み

君の言葉が
私に触れたら
私の言葉も
蛍に触れてる

それは心と心の単位
それはこゝろとこゝろの網膜

やがて来る日に蛍はまた来る
水辺ではしゃいだ痛みの灯り
かき消すほどの騒いだ静寂

蛍、
次は私が
あなたを連れてく

あなたの合図
見逃さないように
眠れぬ夜に
瞬きしてる

いつでも私
コトバの中に
あなたが光った
刹那を抱いてる

やがて詩人に
なれるとき
蛍と一緒に
ココロを抱いてる

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by ren_with_parfait | 2018-05-31 21:04 | | Comments(0)

愛の自由

「次第に自由」

例えば貴女がいなくなったら
その認識から私は消える
ここまでは初歩の問題です

例えも貴女はいなくならない
その常識から私は癒える
ここまでは中級の問題です

最後に貴女は手に入らない
その現実では全ては自由
ここからが上級の問題です

貴女は私の生命を
どのようにして捉えていますか?
それはちょうど雨上がりの空
貴女に虹を架ける橋だと
信じて病まない独りの人です

「次第に不自由」

例えば貴女は私の心を
意のままにする権利があります
それは穢れの代償です

例えも貴女は私の身体を
思い通りに歪められます
それは意識の本質なんです

例えに寄らずも貴女と私は
運命により規定され
近寄ることも躊躇う日々です

貴女は私の人生に
どのようにして溶け消えて
やがては嘘になれるのでしょうか
貴女が私を得られないなら
私も二度とは逢えない決まり

恐ろしいことに貴女のものです

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by ren_with_parfait | 2018-05-31 00:44 | | Comments(0)

愛しその訳

どうしても
悲しくなって
生きてる意味が
見出せなくて

どうしても
優しくあって
死んでた日々を
包んであげたい

人は無残に散りながら
その時々で華やぐものなの

君は夢にも思わぬ内に
僕の心を手にしたものなの

さぁ手をとって
踊ろう、全てを忘れよう

明日も明後日もずーっと先も
君には必ず僕がいる

死んで独りの牢屋に行っても
僕で良ければいつもいる

これは恋でも告白でも
献身でもなく真実です

ここから貴女に語りかけてる
私自身の心の声です

愛しそにして
すべてに、すべてに

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by ren_with_parfait | 2018-05-31 00:40 | | Comments(0)

蛍の声に、
冠かける。

遠のく雲と、
星のせい。

すべて蛍が、
呼んだせい。

蛍の今に、
冠かける。

今頃どこで、
詩を詠んで。

今もここでは、
詩を詠んで。

すべて蛍が、
呼んだせい。

蛍のせいで、
私は書いてる。

書く喜びを、
感じていられる。

蛍の声に、
冠かける。

いつも書く詩で、
命駆けてく。

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by ren_with_parfait | 2018-05-30 21:58 | | Comments(0)

死後と今

「仮の世」

空が夜空をつぶさに掴んだ
ただ狼狽えるばかりの人を
今度は朝日が優しく諭した

キミにはまだ昇りゆく日々がある

数え唄にもあるように
人の時間は限られていて

齢を重ねて想うのは
やがては私も死ぬことを

今も想ってここは仮の世
死んでからのことが楽しみだったら

それに相応しく生きてみよ
愛だけ糧に

---------------

「映し世」

人が命をしばらく殺した
それは優しさにあふれたからで
居た堪れないから殺めただけだ

キミにはもう真実が見えている

子守唄にもあるように
疲れ憑かれたら寝る時間

齢を戻せず願うのは
どうか未来よ私を抱いて

この世は宇宙の一部に過ぎず
全てを映すはこの世の知覚

それを思い思いに途切らせて
未来の誓いに背かぬように

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by ren_with_parfait | 2018-05-30 11:10 | 二部構成の詩 | Comments(0)

体温

生命は今日も
強制力を持って
僕らを支配している

逃れるために
死ぬしかないのを厭わない

志願者たちは今も居る
仮にキリストが病を祓えば

僕らは許され行き着くだろう
あの日あの時あの時空から

ここに着くまでの愛おしき闇
そこに棲んでいた狂おしき光

僕らは生命に今日も縛られ
死を想うことを余儀なくされてる

明日も変わらず悲しくあること
やるせないこと余儀なくされてる

されどもそれを動かす力が
僕らの愛で代えがたいこと

それを失くせば人でないから
あなたの鼓動を感じていたい

トクリと脈打つ確かな体温
胸に耳あて聴いていたい


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by ren_with_parfait | 2018-05-30 11:09 | | Comments(0)

「命日」

明日です
土に還る日
逆算したら
明日でちょうど
命日です
僕が下した僕への引導
君が裁いた嘘への体裁
全て死ぬため繕い縫われ
数えきれない罪こそ塗れ
聖者になろうと心に決めた
あの日の想い尊く抱いた

土に還ればあの世が見える
天国への切符は
言葉の豊かさなんかにない

「誕生」

今宵です
土から作った
僕らの身体
息吹に満たされ
満ち満ちて
君が放った言葉の精彩
いつも煌めく夜空の迷彩
陰に隠れる月下の踊り
数えられるほどの愛情と
貧者に教わる幸せのすべて
私は今も心が貧しい

悔い改めれば命は息吹く
地獄への招待状は
すべて罪への無知にある

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by ren_with_parfait | 2018-05-26 22:41 | 二部構成の詩 | Comments(0)

嘘つき

今日にも月が降ってきそうだ
そんなつもりで傘をさす
指をさしたら次をさす
後ろの正面だれでもいい
だれでもいいから口をさす
僕の心の裏をさす
あなたの言葉を探してる
宇宙の中での言葉の隙間
あなたが持ってる言葉の六感
例えばこんな具合だよ

嘘つき

嘘つき

嘘嘘嘘嘘嘘《ばかばかばかばか》ばっかり

僕は貴女を視てないなんて

嘘嘘嘘嘘嘘《ばかばかばかばか》ばっかり

やめてその恋愛感情《つくりばなし》

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by ren_with_parfait | 2018-05-26 22:38 | | Comments(0)

「涙」

失恋の
傷が癒えたら
笑顔が増える
上手くいく?絵空事ね
叶うなら月明かりだよ
微かにあなたの本心は
太陽を拒んで泣いていたい

泣くことに酔う
悲しみのカタルシスに身を委ね

遥か銀河をたゆたう情動
何にも変えられないけれど

笑顔なしでは成立しない

「笑顔」

未来向き
私も恋をしてみたい
手を繋いではケンカして
下手すれば?それは誰もが
知るところに照らされた
微かに涙の求愛だから
片付いた時は大爆笑

笑うことに酔う
笑顔のストレス発散に紛れ込み

いつも動けぬ小さな頷き
何にでも確かにあるのだけれど

涙抜きには成立し得ない

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by ren_with_parfait | 2018-05-25 23:17 | 二部構成の詩 | Comments(0)