命令

恋に染まれ
逢いに咲け
蝶々すらも求め合うのに、
僕は冷たく呼吸をしてるよ。

指先は少しあったかい、
タッチパネルの印象なんだね。

恋に染まれ
逢いに咲け
蝉もバッタも求め合うのに、
僕は画面越しに見るばかり。

どうしたら想い出せるだろう
あの夢の中で出逢ったことを
うつしよの世界でありありと

幻陽炎消えてゆく、
ぼうぼう燃える太陽見つめて、
月下に咲う裏返し。

僕は醜い、恋してないから、
全て全ての向かう気持ちが、
あなたの元へと届いてかなくて、
かなしくて、かなわないならいっそ、

いっそ、いっそ、
僕の言う通りにして下さい。

僕の命令は、
恋に染まれ、
逢いに咲け、

そうして共に死んでゆけ。

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# by ren_with_parfait | 2018-01-22 01:46 | | Comments(0)

微熱剤

「毒」

鋭利な毒舌呟いてみろ
お前の刃をお酒に変えよう
そう例えるならば葡萄酒だ
決して腐らぬ葡萄酒だ
キリストの血だ磔刑だ
それほどの価値が言葉に宿り
お前をとてもむつかしくしてる

「薬」

甘美なささやき繰り返し
枯れぬ泉をその身に与え
ただなぞるならば心音に
口元に今パンを運んだ
キリストの肉だ鞭打ちだ
それほどの痛みがその身に走り
私はとても愛おしく憶へる

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# by ren_with_parfait | 2018-01-20 23:37 | 二部構成の詩 | Comments(0)

真冬のブランコ

久しく木漏れ日夏の空
こがねいろした恋のいろ

久しく噴き出る湧き水は
しずくでできた涙びと

等しく僕らを繋ぐのは
愛しくされたい一つであるから

叶うなら叶わざるを願い
指さすは目隠しをした祈りにて

久しく木漏れ日夏の色
水を欲しがるこゝろに芽吹いた
茜色した恋の色
芽吹いて枯れ葉は花となり
やがてあなたの心に溶けゆく

春には散りゆく夏の色
恋し切ない夏の色
水分いっぱい含んだ肺が

遊ぼう
遊ぼう
まだまだ遊ぼう
僕はブランコ揺れる冬
そうしてあなたに告げている

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# by ren_with_parfait | 2018-01-20 23:09 | | Comments(0)

学習

「誰が為」

学習するのは誰のため
無力感を覚えるためなら
それは一種の悲劇といえよう
なぜなら、今、この瞬間を
ありありと描けぬ悲しみだからだ

心寄せるは誰のため
それは私のためだと言えよう
あなたという宇宙があってこそ
私はここに存在している

あなたが消えれば私は消える
私が消えればあなたが消える
そうして宇宙は循環している

そうして復活には余韻が残る

☆-★-☆-★-☆-★

「我が為」

学習したのを誰が為とせず
有能感に満たされなら
それは醜悪と隣り合わせ
なぜなら、今この瞬間を
分かち合えてる喜劇があらぬ

悲しみだ

寄せて返すは何憶う
それはすべてを知らぬと言えよう
人は宇宙というあなたがあって
はじめて個々に個性があるのだ

あなたが居れば私は安らぎ
私が居ればあなたも弾もう
しかし誰がために生きねばならぬ

それが贖いの産んだ誉れだ

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# by ren_with_parfait | 2018-01-19 03:37 | 二部構成の詩 | Comments(0)

春は時雨降り泣き休む
夏は灯り優しみ慰むる
秋は過ぎし夜空に思い馳せ
冬は風を纏って心を磨く

僕らは四季に生きていて
僕らは四季に生きていない
人それぞれの四季を編み
人それぞれの産まれを望み
互い違いに優しくありたい
それはどうだろう?愛す訳など
問わずにいれればいいものだろうか

春は桜に願いと祈りを
夏は向日葵朝顔浴びて
秋はあけびに初めを覚え
冬は水仙死を憶う

明日には枯れると告げてから
行く年月が経っただろう
僕ら次第に満たされ引いて
たどる足跡みんなの歴史

優しく明るく愛らしく
気持ち弾んで世界を見れたら
それは虹がかかった青空
雨上がりの後の変わらぬ誓い

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# by ren_with_parfait | 2018-01-19 03:28 | | Comments(0)