君のため

僕を忘れてくれたから
二人忘れてくれたから
この世界はもう君のため
もう僕のためではなくなった

記憶を嘘で変えたから
裏で約束切ったから
この気持ちはもう君のため
もう僕のためではなくなった

愛おしいのは一瞬で
想い出、誓いの宝箱
閃光みたいに想い出す
こんな愛情もう君のため
もう僕のためではなくなった

こんな僕なら君のため
もう僕のためではなくなった
もう君のためではなくなった

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# by ren_with_parfait | 2018-08-15 02:34 | | Comments(0)

夏の粒子

「粉雪」

夏の陽射しがキラキラと
粒子の破片を降らしてる
燃えあがるような炎の粉雪
僕は戸惑いながら、恥ずかしく
君を包んでいる網膜のような季節が
抱きしめているのが僕だったら
君はなんて言うんだろうなんて

気持ちでそっと想ってる
口には出来ないけれど
触れるくらいなら出来るはずだから

「花火」

この夏の終わる頃には
粒子状した燃える風すら
雨が降るのを悲しがらずに
つぼみをつけて、咲かせるでしょう
今も包み込んでいる繭のように季節が
君を孤独にさせていて
孤独を愛しくさせていた

粒子状して燃えてる夏が
夜にも君を傷つけるのなら
私は粒子を束にして
触れず燃えてく花でいよう

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# by ren_with_parfait | 2018-08-11 13:49 | 二部構成の詩 | Comments(0)

夏の知らせ

夏になると想い出す
君が隣にいたことを
誰だって恋をしたら
夏はいつも以上に笑っていられる
誰だって恋をしたら
夏の陽射しに気持ちを重ねて
雨が降った時には泣けてきてしまう

夏になると想い出す
君がもう居なくなることを
誰だって見失えば
熱い中人を傷つけて傷つけられる
誰だって見失えば
その代償に出来たはずのことを考える
もし戻れるならばと考えてしまう

夏になると想い出す
もう死んでしまいそうな蝉の声に
自分の想いを重ねてしまう
誰だって死ぬまで愛を叫んでいたい
振り向いた人を抱きしめていたい

恥ずかしくて言えないくらいに
僕は君しか見ていられないって

夏はいつでも教えてくれる

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# by ren_with_parfait | 2018-08-11 13:42 | | Comments(0)

欲求

「満足」

あなたが生きていることを
本当に必要とする人が
ほんの一分の間に何回必ず
ただの一人もいなくなるのか
あなたはあなたの心で知るのに
どうしてあなたは愛してほしいと
宣うばかりでこう言わない
愛は長くは続かない、されど刹那で呼吸する
そうして息が続くから、命はすぐにはなくならない
誰も私を愛さぬのなら、私はとっくに死んでいる
だから酸素を吸い込むように
愛してくれたら生きていられる
一人っきりで寝室で、泣いているのは葬のよう
まるで愛が得られぬことを、涙で誤魔化す罪のよう
もしもあなたが生きてることを
一秒だって私が忘れないでいられたら
雨が降るのも風が吹くのも
寒いも暑いも痛いも怖いも
全部失くしてあげられる

なんて本当はただの屁理屈。

「不満」

あなたが満たされないことを
身体のせいにするのは楽で
心のせいにもしたくはないんだ
それは不満が失くなることなど
生きてる限りは有り得ないけど
あなたが死んだら満足みたいで
なんだかとっても厭な話しだ
結局あなたに不満がなくなり
永遠に幸せが続いてくれたら
きっと私の不幸も失せて
隣でニコニコ笑っていられる
あなたの認識するすべてが本当に幸せだというなら
きっと誰からも不幸は失せて
どこでもニコニコ笑っていられる

たまにそんな人を見かけます、
この世の終わりを見つけたらしく。
たまにそんな人を見かけます。
すべてが終わった後の人。
たまにそんな人を見かけます。

また始まるのを知らないふりして。

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# by ren_with_parfait | 2018-08-08 18:26 | 二部構成の詩 | Comments(0)

ほとんどすべてを失っている。
ひどい日だから、ひどい雨だから、
懐かしいものは終わり、それが降っているから、
やがて晴れれば乾くから、みんな忘れてしまうから。

昨日も明日もたった今でも、
ほとんどすべてを失っている。
僕らは抱えて持てるもの、その限界を知っている。
落として歩くの嫌だから、すべてを預けて歩いてる。

ある人は絵に描きある人は小説に、
ある人は人生にある人は死をもって、
ほとんどすべてを失っている。
その失ったことその意味を、美談も何をもその訳を、
無かったことになる前に、伝えて泣いて生きている。

けれどすべては失われている。
ほとんどすべてを失っている。
その僅かな失っていないもので、
失っていることを伝えてる。
過去も未来も現在も、
僕らはほとんどすべてを失っている。
失ってきた。失っていく。
それでも倒れないで生きていけてる、
例え倒れても起き上がることができる。

けれどどんな時でも失っている。
空も月も星も風も海も土も、
火も水も身体も心も、
触れた時には失っている。
気づいた時には失っている。

どんな時でも失わないもの、
それは人間と関係のないものだけ。
失わないで永遠のもの、
それは人間の手に入らないものだけ。

その虚しさを伝えているのが、
私たちが失わないでいられる、
"失う"という、いつも側にあるけど届かない、
確かなようで決めつけられない、
事実のような曖昧な、
ほとんどすべてを失っている理由。

ほとんどすべてを失っているのに、十分な理由。

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# by ren_with_parfait | 2018-08-08 18:04 | | Comments(0)