詩想

「詩は易し」

詩の心を詠むのは易い
ならば限界がないとしても
詩の心を詠むのは易いのか

決してそんなことはない
詩には進化が常に寄り添い
粗雑な言葉は退化へたどらす

思いつきはアイデアになるが
そのままでは会話と変わらぬ

よく絵画ではスケッチをする
そのように詩を模倣して
やがて我が物としていくのだが

オリジナルの詩心というのは
易く、書き続けるには易く
磨きあげるには易くない

編める限りは編んでいたい
変質者だと思われようとも
あなたが私を手にするまでは
笑い者に仕立てるまでは
私は編んではまた紡ぎ

繰り返すことを恐れずに
心の叫びを高らめる

詩想は遠くまどろみに
私もあなたも置いていく


☆-★-☆-★-☆-★

「詩は難し」

忘れ難しに恋難し
あなたの心を詠むことは
あまりに難くて触れがたし

そのように字は出来ていて
重ね合う様にする模倣
それは決してあなたに届かぬ

思いこみは一助になるが
それは勘違いとさして違わぬ

よく音楽では楽譜に起こす
そうしてイメージは記号化する
やがて同じ記号を使えど

あなただけのこゝろというのは
難く、時に一分の理解に及ばぬ
何に引き換えそれがあなただ

盗める限りは盗んでいきたい
迷惑者だと思われようとも
されどそれには高き壁あり
苦笑を己で浮かべるならば
難きを易く、易きを難くし

目を瞑ることを恐れずに
詩心求めて手を伸ばす

暗中模索の易きと難し
やがては立てるか果てなき詩想

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# by ren_with_parfait | 2018-01-16 19:08 | 二部構成の詩 | Comments(0)

例外を除き

僕のこゝろは空中分解
願っていたこと宇宙遊泳
やがて約束にたどり着くまで
想った火花を消しては点けて
それをなかったことにして

やがて記憶と記録の中から
互いに消えてく僕らであるけど

うそ、んなのメランコリック
うそ、んなのアンニュイな夢

ひとつ発した言葉はやがて
巡り巡って夢へと届く
形を変えて意味朦朧
あなたが居ない魑魅魍魎
それが次のページに繋がり

想い出したところから
また物語はめくるめく

僕のこゝろは空中分解
愛の神秘は宇宙遊泳
それでも無くなるものはない
確かに心に刻んだことは
命を宿して僕らを繋ぐ

いついつまでも僕らを繋ぐ

例外を除き、例外を除き、例外を除き
あっ、あゝあ

共に宇宙遊泳してみよか
空中分解したからそうだよ
予定調和は僕らを繋げて

新たな時間を取り巻いてくの

例外を除き、例外を除き、例外を除き
人間でなき者を除き

深刻な例外であるあなたを除き

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# by ren_with_parfait | 2018-01-16 18:58 | | Comments(0)

おやすみ、前へ進もう

あなたが生ける花ならば
私はそれを掴んでる
喩え凶器であろうとも
あなたは言葉そのものだ

あなたが賞をとるならば
私はそれを望んでる
あなたの後ろを行く私
それでも気持ちは負けていない

あゝ諭しとは悪夢を超える
やがてあなたは華々しく散り
散り際には哀悼の詩を飾る

私はあなたのなかに生き
あなたは私のなかに生く

そう教えてくれてありがとう
これが僕らの姿だね

☆-★-☆-★-☆-★

あなたが散りゆく定めなら
私はそれを笑ってる
そんなことなどあるはずないと
あなたが死ぬなどあるはずないと

あなたが賞を逃すなら
掠めとるのが私であれど
私はあなたに師事してる
最果までも追いかける

あゝ諭しとは楽園に背く
哀れな詩人の末路こそ
美しさへの答えであるから

私はあなたの中で膿み
あなたは私の中で膿む

傷がすっかり癒えた頃には
どちらと言わず笑っていよう

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# by ren_with_parfait | 2018-01-15 01:03 | 二部構成の詩 | Comments(0)

風の便りもないままに
あなたの想い知らぬ間に
風の知らせもきかないで
あなたの想いはきかないで

気づいてごらん
戦場だ
言ってはいけないことはない
これは謀反だ反乱だ
謀略だ空襲だ敵意の肉だ

明日の答えも解けぬのに
あなたの心を解きたがる
昨日の答えも聴かぬ間に
あなたの姿を知りたがる

だから私はあなたの刃物を
グイッとこの胸に突き刺すの
ねっ心臓があったでしょう
あなたが呆れた人の色
その色を見てどう思う
ねぇねぇねぇねぇどう思う

赤いリンゴの心臓は
赤いワインで聖餐し
地獄の貨物は通りすぎたよ
そうだそうして笑ってごらん

はじめてしまった戦いだ
私はあなたを切り刻む
粉々にまで切り刻む
聞いたことない歌声で
その肺いっぱい水分満たす

見ろ!
これから産まれる言葉はすべて
その情熱へと染まってく
気づいてごらん
戦場だ
気づいてほしい
戦争だ
私が勝てばあなたは救われ
あなたが勝てば私は誉れる
私が負ければあなたは咲いて
あなたが負ければ私は芽吹く

気づいてほしい
この気持ち
触れているから存在に
ただあなたが見たくないもの
それをどうしても見たい訳

私は戦いに勝てども負けども
あなたの病に光射す
そのいっときに笑顔射す

あなたの病は色を増す
そのいっときに涙する

私の空間は矛盾で満ちて
そのパラドックスが妖しく色めく

風の便りもないままに
あなたの想いも知らぬ間に
風の知らせもきかないで
あなたの想いはきかないで

この戦争に正義はない
ただ譲れないものがあるだけだ

それはあなたの存在を
照らす灯りになることだ

禁じられてる果実を齧り
毒に耐えれず死ぬのであれば
楽園はそこ教えよう
眠りの中の影となり
あなたの不吉を拭い去ろう

言っておくが私の果実は
猛毒であり怪物だ
それがあなたの救いになるかが
宣戦布告の警報だ

逃げるなら今
立ち向かうなら愛
振り返るなら恋

気にも留めぬなど出来やしない

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# by ren_with_parfait | 2018-01-14 23:51 | | Comments(0)

もう死んだ二人の中途形

「ぜんぶちょうだい」

味気ない時間を噛みしめる
退屈な色寂しがり
絵の具のパレット引っ掻き回して
お口に入れて飲んじゃった

あゝ極彩色とかレインボウ
青い瞳に白い肌とか
美しいとか可愛いだとか
そうゆのぜぇんぶ私に頂戴

ちょっと乱暴だけど連れてくよ
これも全ては君のためなの
ステキなことだよ君の花園
夢にまでみた景色はすぐそこ

超特急で走ってく、恋は退屈寂しがり
水彩絵の具が美味しすぎてね
君の口へとひたすら注いで
わっ、パーンッて破裂したらね

君蘇るのも可能になるの
そんな夜すら可能であるの

☆-★-☆-★-☆-★

「ぜんぶあげるわ」

味の濃い時探してる
苺のケーキを食べてはずが
林檎を食べてて不思議とか
お砂糖ミルクが飲みたい時を

あゝ淡い色なら嵌るというのに
きっとその指嵌るというのに
ネオンサインは秒針振り切れ
そうゆのぜぇんぶ貴女にあげる

ちょっと頼りないけどついてくわ
これは貴女の決めた道
ステキじゃないけど赦します
血の筆で書く詩だなんて

明日は未明に消えさる星に
さよなら告げたら旅も終わりね
七色極彩すぐにも溶けて
夜に弾んで蝶々追うから

もう見えないのに探しているの
もう見えないもの探しているの

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# by ren_with_parfait | 2018-01-12 21:32 | 二部構成の詩 | Comments(0)